伊東四朗:小林星蘭の“育ジイ”役に 「これまでで一番難しい役かも」

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 俳優の伊東四朗さん(75)が、今春放送予定のドラマスペシャル「ぱじ ~ジイジと孫娘のほっこりラブストーリー~」(テレビ東京系)で、人気子役の小林星蘭ちゃん(8)演じる孫娘を育てる“育ジイ”役を務めることが明らかになった。伊東さんは「いやあ、これはとんでもない?大役です。果たしてこんな子育てができるものか。今までやってきた役の中で、一番難しいかも」とコメントしている。

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 原作は、映画化もされた「星守る犬」などを手がけたマンガ家の村上たかしさんが99年から6年間、週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載した人気マンガ。父を事故で亡くした5歳のもも(星蘭ちゃん)は、母も病気で失ってしまう。そんなももを見た71歳の祖父茂吉(伊東さん)は、「パパ」であり「じいちゃん」でもある「ぱじ」として、一人で孫娘を育て上げると決意する。持病の心筋梗塞(こうそく)と闘いながらも、ももとの生きがいに満ちた同居生活を過ごす茂吉だったが、シニア雇用で働く運送店が経営破綻し失業。さらにももの児童養護施設への入所勧告などさまざまな出来事に心を痛める……。ももの母親役をミムラさんが務めるほか、茂吉の心強い味方の伊達役を伊武雅刀さん、幼なじみのハルを吉行和子さんがそれぞれ演じる。

 星蘭ちゃんは、「とても演技が上手な方たちの中で、とっても緊張するけれど、最初にももちゃんに感じた『似てる!! 同じだ!!』って思った所やももちゃんワールドが見ている人に伝わったらいいな」と話している。

 テレビ東京の瀧川治水プロデューサーは、原作を読んで今やるべきドラマだと強く感じたといい、「近年、祖父母が孫を育てる『育ジイ・育バア』も増えていると聞きます。でも、ご高齢者にとっての育児は本当に大変!! その当事者やご家族にも元気を出してもらいたいと思いドラマ化を考えました」とコメント。「最後には、涙腺が一挙に緩むすてきな場面を作りました」と出来栄えに自信を見せている。(毎日新聞デジタル)

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