ゆうばり映画祭:ハリウッドで活躍するクリエーターが講演 VFX−JAPAN企画を実施

22日に「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」内のVFX−JAPAN企画で公演するILM社の上杉裕世さん
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22日に「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」内のVFX−JAPAN企画で公演するILM社の上杉裕世さん

 21~25日に北海道夕張市で開催される「第23回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」内の企画で、日本のコンピューターグラフィックス(CG)やVFX産業の興隆のために設立された「VFX−JAPAN」による四つのイベントが行われることになった。

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 一つ目の企画は「ハリウッド・プレゼンテーション」と題し、「スピード2」「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」などを手がけた「Rhythm&Hues Studios(R&H)」社の中島聖さん、「タイタニック」「トランスフォーマー」などを手がけた「Digital Domain (DD)」社の三橋忠央さん、「スパイダーマン」「アリス・イン・ワンダーランド」などを手がけた「Sony Pictures Imageworks (SPI)」社の佐藤篤司さん、「スター・ウォーズ」シリーズ、「インディ・ジョーンズ」シリーズで知られる「Industrial Light&Magic(ILM)」社の上杉裕世さんという本場ハリウッドで活躍するクリエーター4人が最近の米国大手のVFX動向やヒット作の秘密についての講演を22日に実施する。

 二つ目は11年冬から12年秋までに製作、公開された映画、アニメ、テレビ番組、CM、ゲームなどの映像から6部門(各4作品)、計24作品を選出し、優秀作品を表彰する「VFX−JAPANアワード2013授賞式」を23日に、三つ目は前出の4人に加え、映画「のぼうの城」を手がけた樋口真嗣監督、「SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」の荒牧伸志監督がパネリストとして登場し、モデレーター(進行役)を「HINIKIO」の秋山貴彦監督が務め、VFXの未来について語るシンポジウムを24日に開催。

 また、四つ目として「ローレライ」や「ジュブナイル」「GOEMON」「パコと魔法の絵本」「EX MACHINA」「ピンポン」「HINOKIO」などCG、VFXを活用した日本の映画を厳選した「Movieセレクション」を22~24日に上映する(「ローレライ」「EX MACHINA」「HINOKIO」は監督のティーチイン、舞台あいさつを行う予定)。場所はすべて「ホテルマウントレースイ シアターパイン」で開催。

 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は90年から夕張市で開催されており、今年で23回目。今年は「一歩その先へ」をテーマに、オフシアター・コンペティション部門の審査委員長を「鉄男 TETSUO」などで知られる塚本晋也監督、審査員を「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督や俳優の山本浩司さんらが務める。特別招待作品は、オープニングが「ジャンゴ 繋がれざる者」、クロージングに地元で撮影された「スイートハート・チョコレート」、そのほか「コドモ警察」「ジャッキー・コーガン」「アンナ・カレーニナ」「シュガー・ラッシュ」などが上映される。テーマソングは「N’夙川BOYS」の「FUN HOUSE」を採用した。21~25日に夕張市内各所で開催。(毎日新聞デジタル)

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