東山紀之:藤田まことさんが「導いてくれた」 命日に「必殺仕事人」SP 

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 「少年隊」の東山紀之さんが主演するスペシャルドラマ「必殺仕事人2013」(ABC・テレビ朝日系)のヒット祈願イベントが、13日にテレビ朝日本社で開かれた。東山さんは、同ドラマの放送日が必殺シリーズの顔ともいえる故・藤田まことさんの命日である2月17日に偶然決まったことを受けて「やはり導いてくれたのでは……」としみじみ語り、もし、藤田さんに会えるなら「僕らがここを守っていますと報告したいですね」と語った。また、72年から続いている同シリーズに出演することについて「歴史があるというのはそれだけ人の気持ちがつまっているということなので、その思いを引き受けて次世代に届けたいと思います」と改めて意気込んでいた。

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 「必殺仕事人」は、72年の「必殺仕掛人」から20年にわたって必殺シリーズとして放送された時代劇。07年に東山さんを主演に迎えて15年ぶりにスペシャルドラマとして復活し、以降、連続ドラマやスペシャルドラマとしてたびたび放送している。最新作「必殺仕事人2013」は、小五郎(東山さん)、涼次(松岡昌宏さん)、匳(れん=田中聖さん)、お菊(和久井映見さん)の仕事人4人が、診療処(病院)にまつわる悪に立ち向かう……という内容。医者である息子を思うがあまり、凶行へ走ってしまう敵役・泰山には、俳優人生57年で初の悪役を演じる里見浩太朗さん、新・仕事人の「胡桃(くるみ)割りの坐坊」として中村獅童さんが出演する。

 里見さんとの共演シーンについて、東山さんは「剣を交えるだけで、里見さんの思いやこれまで培われてきたものが伝わってきた。改めて素晴らしいことだと感じました」と振り返り、里見さんの役柄については「親としてそういうふうに思うこともあるんだなって。そういう人間の感情や関係が描かれていて面白いと思います」と“父親”としての一面ものぞかせた。

 イベントでは、ドラマのヒットを祈って、番組ポスターのイラストを担当した茂本ヒデキチさんが3畳ほどの大きさの巨大絵馬に小五郎を筆で描くパフォーマンスを行った。力強く躍動感あるタッチのイラストに、東山さんは「かっこいい! ニューヨークの現代美術館に飾りたいですね」と絶賛し、しきりに「僕のケータイ持ってきて。写真撮りたい」と語るほどだった。ドラマは、ABC・テレビ朝日系で17日午後9時から放送。(毎日新聞デジタル)

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