ドン小西:昨年12月に心臓手術「やっぱり怖かった」 テレ東「主治医が見つかる診療所」で密着

テレビ東京提供
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 ファッションデザイナーのドン小西さんが昨年12月に心臓手術を受けていたことが14日、明らかになった。昨年放送されたテレビ東京の情報番組「主治医が見つかる診療所」内で受けた心臓ドックで異常が判明したもので、18日放送の同番組では、小西さんが心臓手術を決意し入院から手術までの一部始終に完全密着する。小西さんは、「今までの人生で最高の決断だね。死を覚悟することですから、やっぱり怖かったですね。(番組に)出なきゃよかった、と思ったり……。でも、今は感謝しています」と手術後の心境を語っている。

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 心臓ドックの結果、「心臓の血液が逆流している」ことが判明した小西さん。心臓から送り出された血液は「大動脈弁」を抜けて一定方向に流れていくが、加齢や動脈硬化により、大動脈弁が傷み、締まりが悪くなると、弁の隙間(すきま)ら血液が逆流してしまう「弁膜症」だった。全身に十分な血液を送ることができず、進行すれば不整脈を起こして、心停止につながる恐れもあったという。

 小西さんの場合は、「弁膜症」によって、心臓が全身に血液を無理に送ろうとして高血圧となり、心臓の大動脈が膨らんでしまっていることが判明。このままだと死亡率が90%を超える深刻な病気「急性大動脈解離」を引き起こす恐れがあると指摘され、番組に出演した心臓外科の権威・南淵明宏医師から「手術を考えた方がいい」と診断された。

 心臓に問題があるとわかった瞬間について、小西さんは「なんで俺が、と相当なショックでした。それまで大きな病気も何もないし、そんなことありえないと思ってました」と率直な思いを告白。デザイナーとして第一線で活躍する一方で、借金を15億円返済したり、うつ病で悩んだりしてきたという小西さんは、「相当心身に負担をかけてやってきた。(コレクションのため)神経を酷使して、それでバランスを取るためにむちゃな飲み方をしたり。それが(原因の)ひとつかな」と自己分析。

 また、50代からマラソンを始め、週に何度もジムに通っていたという小西さんは、「死ぬほどきつくて、芝に横になって立ち上がれないくらい走って、それに耐えることが健康を作っていると思ってた。でもそれが悪循環だったというのが、今回わかりましたね」としみじみ。手術を決意するにあたり、主治医の南淵医師の存在も大きかったといい、「手術に踏み切れない人もいると思うんですよね。手術を迷っている方にも参考になればと思いました」と呼びかけた。

 小西さんに密着した模様は、「主治医が見つかる診療所 血管を破裂させない、詰まらせないために!芸能人九死に一生スペシャル」と題し、18日午後8時~9時54分放送。(毎日新聞デジタル)

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