鈴木梨央:「八重の桜」子役が歌手“デビュー” NHK「花は咲く」で復興支援

「花は咲く」を歌う鈴木梨央ちゃん(左)と作曲者の菅野よう子さん
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「花は咲く」を歌う鈴木梨央ちゃん(左)と作曲者の菅野よう子さん

 NHK大河ドラマ「八重の桜」で主人公・八重の幼少期を演じた子役の鈴木梨央ちゃんが同局の東日本大震災復興応援プロジェクトのテーマソング「花は咲く」を歌うことが17日、発表された。梨央ちゃんが歌のレコーディングに挑戦するのは初めてで、アニメに合わせてNHKで3月から随時放送される。梨央ちゃんは、レコーディングを終えた感想を「先生(作曲の菅野よう子さん)からは『歌の歌詞を考えて歌ってね』と教えてもらいました。聞いた人が元気になるように一生懸命心をこめて歌いました」と語っている。

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 「花は咲く」は、菅野さんが作・編曲、岩井俊二さんが作詞を担当した楽曲で、昨年3月10~11日にNHK総合やBSプレミアムで放送された震災関連番組で公開。荒川静香さん、梅沢富美男さん、大友康平さん、サンドウィッチマン、鈴木京香さん、中村雅俊さん、西田敏行さん、野村克也さん、「AKB48」の岩田華怜さんらが歌ったバージョンが発表されている。また、今年の選抜高校野球の入場行進曲にも決定している。

 梨央ちゃんが歌うバージョンは、菅野さんが新たに編曲し、コーラスは現在、福島県会津若松市に避難している福島県大熊町立大野小学校の児童が担当。アニメはマンガ「夕凪の街 桜の国」などで知られるこうの史代さんがキャラクターデザインを手がける。

 同局の東日本大震災プロジェクトの長野真一専任部長は、今回の取り組みについて「『花は咲く』の世界をいろいろな年齢層の人に届けたい、大人だけでなく子どもたちにも親しんでほしい、という思いと相まって、アニメという表現にしました。鈴木さんや、大野小学校の皆さんは、そうした世界観にぴったりの声を届けてくれるはずです」と説明している。(毎日新聞デジタル)

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