人気グループ「V6」の岡田准一さん主演で実写映画化される「図書館戦争」(4月27日公開、佐藤信介監督)に登場する戦闘シーンの効果音を、映画「スパイダーマン」(02年)や「ターミネーター3」(03年)、「トータル・リコール」(12年)などで知られるサウンドデザイナーらが手がけたことが26日、明らかになった。ハリウッドスタッフとの共同作業が実現した佐藤監督は、「かなり特殊な音も生音を素材として録音し、加工・編集することで作製されているためか、聞き心地も良く、記憶に残りやすいように感じました」と満足そうに振り返っている。
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「図書館戦争」は、「フリーター、家を買う。」などで知られる作家・有川浩さんのシリーズ累計300万部突破のベストセラー小説が原作。08年には、フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でテレビアニメ化され、12年6月には劇場版アニメ「図書館戦争 革命のつばさ」も公開された。公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる「メディア良化隊」による検閲が法律によって認められた近未来の2019年の日本を舞台に、武力行使さえ許される不当な検閲から“本”を守る自衛組織「図書隊」の命を懸けた戦いと、岡田さん演じる図書隊員の鬼教官・堂上篤と、榮倉奈々さん演じる新米女性隊員・笠原郁の恋愛模様が描かれる。
劇中では、パラレルワールドの日本で起こる“現代の戦争”をできるだけリアルに表現することを目指し、さまざまな種類の銃450丁以上が登場する戦闘シーンなどが撮影された。戦闘に関わる効果音は、既存の銃声音ではなくすべて新たに作りこむことにしたといい、「スパイダーマン」などのサウンドデザイナーのスティーブン・ティックノアさんと、米ソニーピクチャーズスタジオのサウンドデザインチームにオファーしたという。
スティーブンさんは、「サウンドデザインについては、目の前のことが現実に起きているかのように見せること。そして、図書隊側と良化隊側、守る側と奪う側を区別できるように(特に銃声には)気をつけました」とコメント。佐藤監督については、「とてもジェントルマン。映画をとても愛していて、そして芸術家です。今回の仕事は、素晴らしい機会だったと思います」と笑顔を見せた。
現地スタッフとの打ち合わせのため、1月に渡米した佐藤監督は、音の厚みに感激したといい、「スタッフとのやりとりにおいて、互いに今まで見てきた映画や求める映画的シーンなどに、隔たりを感じませんでした。むしろ、垣根も制約もなく、素晴らしい瞬間を創り出そうとする気持ちだけをもって作業される姿は、明快であり、こちらも気持ちがいいし、本当にやりやすかったです」と振り返った。(毎日新聞デジタル)
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