NEWS23:4月からリニューアル 毎日新聞・岸井成格主筆が新アンカーに

4月からTBSの夜のニュース番組「NEWS23」のアンカーを務める岸井成格・毎日新聞主筆
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4月からTBSの夜のニュース番組「NEWS23」のアンカーを務める岸井成格・毎日新聞主筆

 TBSは、4月1日から夜のニュース番組「NEWS23クロス」をリニューアルし、岸井成格・毎日新聞主筆が新アンカーとして出演すると、27日の番組改編説明会で発表した。リニューアルに伴い、番組タイトルを「NEWS23クロス」から「NEWS23」に変更するほか、月~木曜で放送時間を8分拡大する。現在も番組に出演中の膳場貴子メーンキャスターとタッグを組む岸井主筆は、「正確に、分かりやすく伝えるというニュースの原点に加え、“そのニュースの本質に何があるのか”に、より深く迫りたいと思っています」と意気込みを語っている。

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 リニューアルでは、新スタジオセット、新テーマ曲、SNSの活用などで番組を刷新し、見応えのある「シリーズ特集企画」や多彩なゲスト出演、「トレンド情報・文化企画」などを積極的に展開。シドニー五輪女子マラソンの金メダリストの高橋尚子さんが「スポーツ・スペシャルキャスター」として新たに番組に参加することも決定した。岸井主筆は月~木曜に番組に出演し、金曜の放送では、岸井主筆に代わり、週替わりで多彩なコメンテーターが出演する。

 番組改編説明会で太田寛宣伝部長は「岸井さんはアンカーの役割で、基本的にメーンで進行していくのは膳場さん。ゲストとからんでいくのは岸井さんになるのではと聞いている」と話し、「本格的な報道番組が戻ってくると大変期待している」と話した。

 また、この日の説明会で、太田部長は「昨年の10月改編の方針をさらに推し進め、午後8時台以降のバラティー番組の強化を図るとともに、未来への責任を持つメディアとして、ノンフィクションの強化、報道の強化にも取りかかりたい」と説明した。

 TBSは12年10月期にゴールデン帯で改編率5割を超える大幅な改編を実施したが、「秋は相当大きな改編だった。少しずつ数字も回復している」と手応えを感じている様子で、13年4月期の改編率については「今回は全日帯10.3%、ゴールデン帯26.3%、プライム帯26.9%とそんなに大きくないが、一個一個精査してやっていき、番組を育てながら強化していくのも大切だ」と話した。(毎日新聞デジタル)

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