中村蒼:映画「潔く柔く」でキーパーソンの“イケメン高校生”に

映画「潔く柔く」で真山稔邦役を演じる中村蒼さん(右)
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映画「潔く柔く」で真山稔邦役を演じる中村蒼さん(右)

 俳優の中村蒼(あおい)さんが、女優の長澤まさみさんと俳優の岡田将生さんがダブル主演する映画「潔(きよ)く柔く(やわ)く」(新城毅彦監督)に出演することが15日、明らかになった。中村さんが演じるのは、長澤さん演じるカンナの同級生で“イケメン高校生”の真山役で、制服での撮影に「まだまだいけました。ほとんどが楽しいシーンだったので、高校生を満喫させてもらいました」とコメントしている。

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 「潔く柔く」は、04~10年にマンガ誌「Cookie」(集英社)で連載され、09年には第33回講談社漫画賞少女部門を受賞し、コミックスも全13巻で累計250万部を突破したいくえみ綾(りょう)さんの同名マンガが原作。幼なじみを事故で失った喪失感を抱えて生きる瀬戸カンナ(長澤さん)と小学生のころの事故で一緒にいた女の子を死なせて自分だけ生き残ったという罪悪感を抱く赤沢禄(ろく・岡田さん)の恋模様を描く純愛ストーリー。中村さんが演じる高校1年生の真山稔邦(としくに)は、仲の良い男友達だったが、彼女への気持ちに気付くという作中の重要人物。原作では同級生から告白される“イケメン”として描かれている。

 広島と松山で行われた撮影について、中村さんは「自然がいっぱいの中でした撮影はとても気持ちが高まりました。以前共演した人もいて、久しぶりに芝居をするのはいい緊張感があった」といい、長澤さんとの共演については「とても気さくな方で、長澤さんが現場にいると全体が明るくなってとてもやりやすかったです」とコメントしている。

 映画では、10章からなる原作の最終章のエピソードを描く。大学を卒業して映画会社で働くカンナは、出版社で働く禄と出会う。明るく見えるが実は小学生のころに同級生の希実と一緒に事故に遭い自分だけ生き残ってしまったというつらい過去を持つ禄は、高校1年生の夏に自分に思いを寄せていた幼なじみのハルタを失って以来、誰かを好きになる気持ちに蓋(ふた)をして生きてきたカンナを救い出そうとするのだが…という内容。10月26日に、全国東宝系で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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