仲間由紀恵:ごくせんから“島せん”に 離島で奮闘する教師を演じる

ドラマ「島の先生」に主演する仲間由紀恵さん=NHK提供
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ドラマ「島の先生」に主演する仲間由紀恵さん=NHK提供

 女優の仲間由紀恵さんが、5月からNHKで放送される連続ドラマ「島の先生」に主演することが18日、明らかになった。離島にある全校生徒十数人の学校を舞台に、子供たちの成長の日々をハートフルに描くドラマで、仲間さんは教師の夏村千尋を演じる。人気ドラマ「ごくせん」(日本テレビ系)で不良生徒を次々と更生させる“カリスマ教師”を演じてきた仲間さんが、生徒とともに悩み、泣き、笑う等身大の教師役に挑戦する。

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 「島の先生」は、さまざまな問題を抱えた児童・生徒たちが在籍する小中併設の学校が舞台。都会のマンモス校でいじめや不登校に苦しみ、集団の中で隠れるように過ごしてきた子供たちが、島の人々の深い人情や温かい視線に育まれ、必要とされていることを実感し、再生への糸口をつかんでいく。中学時代にこの島で生活を送ったことがある同校の教師・千尋も、生徒たちと一緒に悩みながら、もう一度人生をやり直そうと励む……というストーリー。井浦新さん、田中美里さん、国広富之さん、大地康雄さん、石坂浩二さんらも出演する。撮影は、今月中旬~6月上旬の予定で、鹿児島県の奄美群島や東京都内などで行われる。

 「大海原に浮かぶ島々の学校を取材した」という屋敷陽太郎チーフ・プロデューサーは、取材で出会った教師らについて「島民として、人間として、子供たちと365日24時間、全力で向き合っていました」と振り返り、「(教師らは)特殊な才能やカリスマ性をもっているわけではありません。ごく普通の先生たちです」とコメント。仲間さんの起用について「『ごくせん』の仲間さんに先生役を依頼するのは、NHKならではのムチャブリか、世間知らずなだけかもしれません」と言いながらも、「青い海を望む孤島の校舎で、仲間由紀恵さんの先生姿が思い浮かびました」と明かしている。

 「島の先生」は、5月25日から総合テレビで毎週土曜午後9時~同58分放送。全6回。(毎日新聞デジタル)

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