注目の新譜：坂本真綾「シンガーソングライター」　全曲作詞作曲、純度100％のアルバム

　歌手として、また声優や俳優としても活躍する坂本真綾さんが、ニューアルバム「シンガーソングライター」（ビクターエンタテインメント）を27日に発表した。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　オリコン週間ランキングで1位を獲得した前作「You can’t catch me」から2年2カ月、通算8枚目のアルバムは坂本さんが初めて全曲の作詞作曲を手がけた、タイトル通りのシンガー・ソングライターとしてのアルバム。プロデュースと一部の楽曲のコーラスアレンジも担当した。ボーカリストとして多くの音楽家に愛され、デビュー時に全面的なバックアップをした菅野よう子さんをはじめとする、これまでに経験してきた数々のコラボレーションで吸収してきたものを、自らの音楽として提示した、いわば「坂本真綾度」100％のアルバムとなった。すがすがしく朗らかな等身大のメロディーは、着なれた服のように坂本さんの歌声になじんでいる。

　アルバム「シンガーソングライター」は全10曲入りで2940円。レコーディングのドキュメンタリーと、アルバム収録曲「ニコラ」のミュージッククリップを収めたDVD付きの初回限定盤は3570円。坂本さんはこのアルバムをひっさげ、東京、名古屋、大阪を回るコンサートツアー「坂本真綾LIVE TOUR 2013“Roots of SSW”」を予定している。（毎日新聞デジタル）