ガッチャマン:総額2000万円の実写版Gスーツ初公開 

初公開された映画「ガッチャマン」のビジュアル
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初公開された映画「ガッチャマン」のビジュアル

 タツノコプロの名作SFアニメ 「科学忍者隊ガッチャマン」を実写化する映画「ガッチャマン」(佐藤東弥監督)のビジュアル画像が11日、初公開された。大都会の夜景をバックに、主演の松坂桃李さん演じるリーダーの大鷲の健や綾野剛さん演じるコンドルのジョー、剛力彩芽さん演じるヒロインの白鳥(しらとり)のジュンらメンバー5人が登場し、総額約2000万円という「Gスーツ」姿も初お披露目している。すでに撮影も行われ、松坂さんはGスーツを着た感想を「激しいアクションもしやすい5人それぞれにぴったりのスーツで、まさに撮影現場を自由自在に飛び回らせていただきました」と振り返っている。

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 「科学忍者隊ガッチャマン」は、近未来の東京を舞台に繰り広げられるSFアクション作品で、幼いころから過酷な特殊訓練を受けてきた5人の若者からなる科学忍者隊「ガッチャマン」の活躍を描いている。72年にテレビアニメ放送がスタートし、平均視聴率21%を記録した。

 映画は、日活100周年とタツノコプロ50周年の記念作品として製作。21世紀の初め、謎の侵略者によって半分が壊滅状態に陥った地球で、人類は絶滅を回避するため、「石」と呼ばれる不思議な結晶体に望みをかける。「石」の力を引き出せる「適合者」は特殊エージェントとして強制的に訓練され、5人のチーム「ガッチャマン」が結成される……というストーリー。松坂さん、綾野さん、剛力さんのほか、末っ子の燕(つばくろ)の甚平役で濱田龍臣君、ムードメーカーのみみずくの竜役を鈴木亮平さんが演じる。

 佐藤監督は、Gスーツについて「『今、暮らすこの世界で、全世界を巻き込む戦闘や戦争が始まったら…』というリアルさを追求し、そこで戦う兵器としての人間を追求していった結晶」と語り、製作は格好よさやアクションに耐える性能などを考慮し、1年以上の歳月を費やしたという。実際、アクションシーンの撮影では、当初スタントを使用する予定だったシーンも本人たちに演じてもらったといい、佐藤監督は「15メートルもの高さでのワイヤアクションもこなしてもらっています。彼らの運動神経とガッツには心底感心しました」と振り返っている。

 今回追加キャストも発表され、作品に登場するカークランド博士を光石研さん、「適合者」ナオミを初音映莉子さん、謎の侵略者・イリヤを中村獅童さん、南部博士を岸谷五朗さんが演じることも明らかになった。映画は8月24日全国公開予定。(毎日新聞デジタル)

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