泉ピン子:「生涯嫁は敵!」と渡鬼スペシャルに意気込み

「渡る世間は鬼ばかり」スペシャル版の一場面=TBS提供
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「渡る世間は鬼ばかり」スペシャル版の一場面=TBS提供

 女優の泉ピン子さんと俳優のえなりかずきさんがこのほど、収録中のスペシャルドラマ「『渡る世間は鬼ばかり』2013年2時間スペシャル」(TBS系で前編27日、後編6月3日放送)について取材に応じた。11年9月に大団円を迎えてから昨秋に続く2回目の“渡鬼”スペシャルで、泉さん演じる母・五月とえなりさん演じる息子・眞の対立を中心に描かれる。えなりさんは「結婚していないんですけれど、奥さんと母親に挟まれるってこんな気持ちなんだ」と、疑似体験した“嫁姑”問題の苦労を語ると、泉さんは「この人結婚に向いていません。しなくていいの!」と叱り飛ばし、「母親は子離れできないんじゃないですか? 生涯嫁は敵!」と主張して、報道陣の笑いを誘った。

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 3月末から撮影中の今回のスペシャルドラマについて、えなりさんは「自分の家に帰ってきたような懐かしい感じがしました。(泉さんは)お母さんでもあり、先生でもある」と笑顔、泉さんも「5歳からこの子を見てきたから、(共演者ではなく)家族って感じがする」とうなずき、「普通のドラマと違ってやりがいがあるというか、脳がついて行くか、という感じ。せりふを覚えられるかどうかは自分との挑戦」と今後の撮影への意気込みを語った。

 五月と眞の対立を中心に描かれる今回の物語について聞かれると、泉さんは「(眞が貴子と)別れて帰ってきてほしい」と、五月としての本音を明かし、えなりさん自身についても「私が生きてるうちは結婚させません!」ときっぱり。「彼女ができたら、まず本当の親じゃなく、私に紹介するでしょ? 見事に(関係を)壊して見せます!」と宣言して、えなりさんを困らせていた。

 「渡る世間は鬼ばかり」は、橋田壽賀子さんが脚本を手がけ、90~11年に21年にわたって全500回540時間(単発も含む)放送されたホームドラマ。今回は、前作から1年後が舞台。結婚して妻・貴子(清水由紀さん)と暮らす眞を心配する五月は、眞のマンションを訪れ、エプロン姿の眞を見てショックを受ける。五月はたまらず家事をしようして眞に拒否されるが、気が収まらず、大量の料理を届けてしまい、眞との関係をこじらせる。関係を修正しようと、貴子は五月の誕生会を計画するが……というストーリー。前編は27日、後編は6月3日、それぞれ午後9時~10時54分にTBS系で放送。(毎日新聞デジタル)

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