お笑い頂上決戦:初代王者にアンガールズ キモいで“高笑顔”獲得

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 デジタルカメラなどに搭載される“笑顔認証システム”で笑いを数値化してネタの勝ち負けを決めるNHKのバラエティー番組「お笑い頂上決戦 1・3・5」が2日深夜放送され、お笑いコンビの「アンガールズ」が初代チャンピオンに輝いた。優勝の瞬間、田中卓志さんは「え? うそ!」と驚きながら叫び、山根良顕さんも「まさかですよ……」と放心しながら、チャンピオンリングを受け取った。

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 「お笑い頂上決戦 1・3・5」は、若手からべテランまで多彩な6組と、132組の中からオーディションで勝ちあがった2組を迎えた計8組の芸人が、1対1でネタを競うトーナメント形式のお笑い対決番組。勝ち上がるごとにネタ時間が1分、3分、5分と長くなる。勝敗は、笑顔認証システムを世界で初めてお笑い番組に採用し、笑顔のレベルを2000段階で数値化。審査員の笑顔度を一気に測定して決める。

 アンガールズのほか、アルコ&ピース、キングオブコメディ、ジャルジャル、バイきんぐ、村上ショージさんと、オーディション勝者の大福さんと日本エレキテル連合が出場。1回戦を終え、アンガールズとアルコ&ピース、ジャルジャル、バイきんぐが勝ち進み、決勝はアンガールズとアルコ&ピースの対決となった。司会は、お笑いコンビ「バナナマン」の設楽統さんと同局の雨宮萌果アナウンサーが務めた。

 ネタ披露中の笑顔度の平均値が得点となるため、常に審査員の笑顔をキープしなければならないという今回の審査方法について、田中さんは作戦を立てていたといい、「3ネタあるので、気持ち悪さの3段階でいこうと思った。裸になるネタは絶対入れようと思ったけれど、1本目に入れなくてもいけると思った。僕らが気持ち悪いというのが、世の中に浸透していたのが勝因」と熱弁。山根さんも「『気持ち悪いと思いながら、みんなニヤニヤしてくれるんじゃないかな』って、田中さんが考えてくれた」とうなずいた。

 司会の設楽さんも「ネタの面白さは昔から分かっていた」と実力を認め、「この大会にあってたんだろうな。出演した芸人は結構みんな受けていたけれど、見た目とネタと両方を兼ね備えていたからこその優勝」と2人を祝福した。田中さんは「全部このシステムになればいい」と大喜びし、山根さんも「今後すごい人が優勝してくれれば箔(はく)が付く。まずは最初のチャンピオン」とレギュラー化に期待を寄せたが、「短い時間にネタを3本やるのは精神的に大変。初代チャンピオンとして、次もネタをやらなきゃいけないのか……」と、早くも弱音を吐いていた。(毎日新聞デジタル)

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