人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さんが14日、東京都内で行われた主演映画「俺俺」(三木聡監督)の公開直前イベントに登場。1人で33役に挑戦し、ハードなスケジュールの撮影をこなした亀梨さんは、共演の加瀬亮さんから「楽屋にトースターを持って来て、餅を焼いていた」と“奇行”を暴露されると、「今思うと不思議だけど、“アクターズハイ”に入っていた」と振り返った。
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「俺俺」は、第5回大江健三郎賞を受賞した星野智幸さんの小説が原作で、郊外の家電量販店で働く主人公・均(亀梨さん)が、なりゆきで「オレオレ詐欺」をしたことから、“俺”が増殖していき、やがて“俺”同士の削除が始まる……というストーリー。ミステリアスなヒロイン・サヤカを内田有紀さん、均のイヤミな上司・タジマを加瀬さんが演じ、テレビドラマ「時効警察」や映画「インスタント沼」の三木監督がメガホンを取った。
三木監督作品への出演を熱望していたという亀梨さんは、「ミリタリーマニアの俺」「全身タトゥーの俺」など増殖していく33人の“俺”をすべて「必然の笑いを突き詰めて作っていく作業は、刺激的な時間でした」と充実の表情で、三木監督も「ハードな状況でも淡々とプロフェッショナルに行動していた」と亀梨さんを大絶賛していた。また、「KAT-TUN」のメンバーもがサプライズゲストとして登場し、亀梨さんとともに約500人の観客の前で映画の主題歌「FACE to Face」を披露した。映画は25日から公開予定。(毎日新聞デジタル)
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