孤独のグルメ:実写ドラマ早くも“Season3”へ 主演・松重豊「過剰に期待しないで」

テレビ東京提供
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 谷口ジローさん作画、久住昌之さん原作のグルメマンガを俳優の松重豊さん主演で実写化して話題となった連続ドラマ「孤独のグルメ」の第3弾「Season3」が7月10日からスタートすることが24日、明らかになった。12年1~3月のSeason1、同年10~12月のSeason2に続き、早くも3作目の登場となるが、大食漢の主人公・井之頭(いのがしら)五郎を演じる松重さんは「過剰に期待しないでください。グレードアップしませんから。トーンダウンしない程度で。同じような景色の中で、同じように食べて、いつもと同じようにやっていますので、良ければのぞいてあげてください」と控えめにアピールしている。

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 原作は雑誌「週刊SPA!」(扶桑社)で不定期連載中のマンガ。輸入雑貨商を営む五郎が、仕事の合間に立ち寄った飲食店で食事をする姿を描いており、登場する飲食店のほとんどが実在する大衆食堂で、料理に対するうんちくが披露されるわけではなく、五郎の食事シーンと心理描写を淡々とつづっている。

 Season3は、これまでと変わらず五郎がただひたすら一人でおいしいものを食べ続ける姿が描かれる。前作で好評だった甘味処(どころ)のメニューや軽食を食べるシーンや、原作者の久住さんがドラマで登場した街のグルメを紹介する「ふらっと QUSUMI」コーナーも健在で、劇中で五郎は横浜市日ノ出町や、東京都北区赤羽を訪れる。また音楽は、引き続き久住さん率いるバンド「The Screen Tones」が手がける。

 久住さんは「まさかもうSeason3とは。原作者としては、松重さんとスタッフを信頼しているので、安心しています。ボクも2と同じく、欲をかかず奇をてらわず、淡々と一回一回の五郎セリフと音楽を頑張ろうと思います。『ふらっと QUSUMI』は、相変らず飲みながらテキトーにやります。ごめんなさい」とコメントしている。

 ドラマは、7月10日からテレビ東京系で毎週水曜午後11時58分に放送。(毎日新聞デジタル)

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