三浦貴大:夏菜の魅力を語る 映画「監禁探偵」でダブル主演

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 三浦友和さんと山口百恵さんの次男で俳優の三浦貴大さんが、女優の夏菜さんとダブル主演を務める映画「監禁探偵」(及川拓郎監督)が公開中だ。夏菜さんとともに取材に応じた三浦さんは、映画出演の際、タイトルに不安を覚えたというが、「個人的にショートカットの女性が好きなので、(夏菜さんと)一緒にできるのが楽しみだったからやりたいと(思った)。でも、ダブル主演って聞いたときは、俺って主演なのかな、夏菜さん主演だと思う」と謙遜する。三浦さんに、今作や夏菜さんの魅力について聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 映画は、推理作家の我孫子武丸さんと西崎泰正さんの同名マンガ(実業之日本社)が原作。マンションの一室で1人の女性が刺殺され、その現場に遭遇した男・亮太(三浦さん)は、謎の美女・アカネ(夏菜さん)に目撃される。亮太は自分を犯人だと疑うアカネを自室に監禁し、事件を解決しようとするが、アカネは「私が解決してあげる」と、意外な提案をする……という展開。

 映画はほとんど密室劇で、夏菜さんと三浦さんだけがいる部屋のシーンが多い。「そんなに広い部屋じゃないので、芝居もカメラアングルもネタ切れしてしまうんですよね、同じ動きになっちゃって。だからみんなで頭をひねって作り出したので、やっていてすごく楽しかったです」と語る三浦さん。

 演じた亮太役については「意外と(自分は)さわやかなイメージを持たれているんですけれど、俺は根がさわやかじゃないんでやりやすかった」と笑う。「人と距離を感じるところは自分と似ているんですけれど、普段焦ったりイライラしたりすることを表情に出すことはなくて、自分にない部分を役で出すのが楽しい。でも演技は自分の中から引っ張ってくるものなので、『自分にもこういうところがあるんだ』という発見が楽しいですね」と演技について語る。

 夏菜さんが自身の演じるアカネについて「亮太とアカネの力関係が、私と三浦君の力関係にそっくりなんでやりやすかった。作り込まなくても、三浦君だからできた」と明かすと、三浦さんは「ほぼ(夏菜さんの)手下です……」と笑顔でうなずく。演技について、夏菜さんから「(自分の演技は)どうだった?」と聞かれると、三浦さんは「セクシーだったというか、可愛かったよ。映像で見るとより可愛い。全体的に顔が」とメロメロな様子。「アカネのキャラクターをやっているときの夏菜さんはぴったりだなと思った。頭がものすごく切れるけれど、それを隠したり、たまに出したり、夏菜さんの小悪魔的な表情が魅力的な作品なんじゃないかと思いました」と絶賛する。

 夏菜さんの演じるアカネのような気の強い女性について、三浦さんは「なんといっても(一緒にいて)楽ですから。尻に敷かれたい人ばかりじゃないけれど、俺は好きですね」と肯定的だ。「女性から強めに言われてもイライラしないし、怒らない性格なので、そういう(気の強い)方と需要と供給が一致する」と話し、夏菜さんを笑わせた。映画で見せる夏菜さんの魅力的なシーンは、ポスターの白ワイシャツ姿を挙げ、「俺のサイズより大きくて、夏菜さんが一番可愛く見える絶妙なサイズを監督が選んだんです」とちゃめっ気たっぷりに裏話を明かして、夏菜さんを照れさせていた。映画「監禁探偵」はヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)ほか全国で公開中。

 <プロフィル>

 みうらたかひろ。1985年11月10日生まれ、東京都出身。三浦友和さんと山口百恵さんの次男で、映画「RAILWAYS」(10年、錦織良成監督)で俳優デビュー。同作で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。映画のみならず、ドラマやCM、舞台でも活躍中。今年は映画「桜並木の満開の下に」(舩橋淳監督)にも出演、「監禁探偵」(及川拓郎監督)では、夏菜さんとダブル主演で、殺人現場に遭遇した男・亮太を好演している。

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