テレビ質問状:ノンフィクションW「吠えろ美女軍団! ランジェリー・フットボール物語」 打ち込む姿

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 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。6月7日に放送される「吠えろ美女軍団! ランジェリー・フットボール物語」を担当したWOWOWの編成制作局スポーツ部の加藤弘樹プロデューサーに番組の魅力を聞いた。

ウナギノボリ

 −−番組の概要と魅力とは?

 米国で「最も成長しているスポーツ」にも選ばれている「LFL」、通称ランジェリー・フットボール。そのリーグにおいて、3連覇を果たしている“絶対王者”LAテンプテーションを追いかけたドキュメンタリーです。プレー時のユニホームや名称から色眼鏡で見られがちなスポーツですが、番組を見ていただけたらそのようなイメージは一掃すること間違いありません。彼女たちが人生を懸けて、夢や目標を追いかける姿を見れば、きっと彼女たちに夢中になってしまうはずです。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 もともとWOWOWでは「ランジェリー・フットボール」(現「LFL ランジェリー・フットボール 2013 USA」)のリーグ戦を放送しており、より視聴者のみなさまに楽しんで見ていただきたく、より選手たちのことを知っていただけたらということを考えて、このテーマを取り上げました。そして彼女たちがどのような思いで、このスポーツに取り組んでいるのか、ということを伝えたかったのです。

 −−制作中、一番に心掛けたことは?

 彼女たちが本当にまじめに競技に取り組んでおり、そしてなんらかの苦悩を抱えていることを視聴者の皆様に伝えられるように心掛けました。チームの全員が何かを犠牲にしている、なぜそこまでして「ランジェリー・フットボール」に取り組むのか。そこにこのスポーツの魅力が詰まっているので、そこを大事に伝えたいと思っています。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 番組の企画自体は2年前から動いていたのですが、実は昨年はリーグの開幕時期を秋から春に移行させるため、1年間まったく進展がありませんでした。そしてようやく動き出したと思ったら、主力選手の退団だったり、ヘッドコーチの交代など、さまざまな状況が変化してしまっておりました。8カ月の取材期間の中で、一体何が起こるのかは誰も分かりませんが、最終的には面白い出来事があって、それを撮影することができたので、より面白い番組ができたと思っております。

 −−番組の見どころを教えてください。

 リーグ3連覇という輝かしい実績を持つ「LAテンプテーション」が抱える光と影。選手の誰もが抱える夢と苦悩。アメリカン・フットボールという、今まで女性に広くは門戸を開いていなかったスポーツにチャレンジできるようになった環境で、思い描いていた夢と突きつけられる現実に揺れる彼女たちの熱き戦いに注目して見ていただけたらと思います。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 タイトルでもある「ランジェリー」という言葉に引かないでください(笑い)。逆にそれを目当てに見てくれる人はウエルカムです。彼女たちの真剣さ、競技としての面白さを十分に盛り込んだ番組になっておりますので、この番組をきっかけに、試合の方も見ていただけたらと思います。

 WOWOW 編成制作局スポーツ部 プロデューサー 加藤弘樹

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