元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤さんが12日、フリー転向後初めて東京都内の記者会見に出席した。同局の退職理由について「もっと自由な報道をしたいと思った」と話した堀さんは、「一般の人たちがニュース発信に参加する『パブリックアクセス』を実現していきたい」と今後の展開について熱く語る一方「こういう場で話すのは緊張します。質問するほうが楽ですね」と本音をもらす一幕もあった。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
堀さんは「世界中のメディアを見ると、一般の人たちがニュースルームに参加していろんな角度から検証していくという動きがあるんですが、日本ではまだまだ。本来なら公共放送であるNHKが情報発信する人たちの参入を促して、彼らの教育をしていくのが役割だと思いましたが、NHKでは時間がかかりそうだなと思ったので飛び出した」と退職した理由を説明。また、フリーになったことで「メディアの裏側もオープンにしていけたら」と語った。
会見では、堀さんが資金調達サイト「ShootingStar(シューティングスター)」を利用して、主宰するニュースサイト「8bitNews(エイトビットニュース)」のリニューアルを行うことを発表した。「8bitNews」は、12年6月に開設された誰でも自由にニュースを発信できるサイトで、今夏から情報発信者の教育や資金の支援サービスなどを導入することを目指し、「ShootingStar」で300万円の支援を募るという。(毎日新聞デジタル)