吹石一恵:初共演の三上博史に「本当にいるんだ」

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 女優の吹石一恵さんが12日、東京都内で行われたWOWOWの連続ドラマW「震える牛」の完成披露試写会に、主演の三上博史さん、小林薫さんとともに登場。三上さんと初共演の吹石さんは「ずっとお会いしたことがなかったので、『三上博史さんって本当にいるんだ』って思って、隣に並びたくないくらいきれいなお顔で、こんなにキレイなんだってどきどきしました」と明かすと、三上さんは「しちゃいねえだろう」と苦笑交じりに突っ込みを入れていた。

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 「震える牛」は、相場英雄さんの同名小説が原作で、食品偽装、狂牛病、大企業の隠蔽(いんぺい)をテーマに、事件を追う刑事と記者、隠蔽しようとする組織との攻防をスリリングに描く社会派ヒューマン・サスペンスドラマ。三上さんが刑事の田川信一、吹石さんが事件を追う記者・鶴田真純、小林さんが大手スーパーの幹部・滝沢文平を演じるほか、平山浩行さん、木村文乃さん、古田新太さん、佐野史郎さん、竜雷太さんら豪華キャストが出演する。

 田川刑事は「等身大の現代に生きる男」という三上さんは、「僕は派手な役が多いんですが、今回は等身大にやってみたいなと、芝居が“立たない”ようにと気をつけながらやったつもり。一番お客さんの目線に近いのかなと思うので、田川と一緒に(ドラマを)楽しんでもらえると思う」と自信を見せた。

 吹石さんは「ひたすら真実を求めて突進していく役なので、5話を通じて心休まる時がなかった。セリフも文語っぽいところもあって、撮影中ずっと息が浅くって、それが(いい)緊張感に通じていたかなと思います」と振り返った。ドラマは16日から毎週日曜午後10時放送予定。全5話で初回は無料放送される。(毎日新聞デジタル)

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