日本最大の玩具見本市「東京おもちゃショー2013」(日本玩具協会主催)が13日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。52回目となる今年は、148の企業・団体が参加し、約3万5000点の商品が出品されている。昨年に引き続き、スマートフォン(スマホ)とタブレットを連動したもののほか、子供向けに作られたスマホやタブレットにそっくりのおもちゃ、新機能・新技術搭載の最新おもちゃに、家族や友だちと盛り上がる「バトル玩具」や「ファミリーゲーム」が人気を集めるほか、「JS」と呼ばれる大人びた女子小学生やJS予備軍に向けたおもちゃも数多く登場している。15日からの一般公開に向け、注目商品を紹介する。
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スマホタイプのおもちゃでは、昨年の大ヒット商品を大画面にし、指タッチで機能が使えるアプリをより充実させた子供向けスマートフォン玩具「ジュエルポッド ダイアモンドプレミアム」(セガトイズ)に加え、LINEに似た画面で疑似体験できるスマホ型おもちゃ「LINE TOWN マイタッチ」(タカラトミー)、カードゲームと連動した「アイカツフォン~excellent~」(バンダイ)、幼児向けの「タッチして!カラースマートフォン」(ジョイパレット)など昨年より種類が充実した。タブレットタイプも、遊びと学習機能の両方を備えた「アンパンマン よみかきキッズタブレットDX」(アガツマ)から、子供向けながらAndroid4.0を搭載した本格的な機能と、安全なコンテンツだけにアクセスできる保護者向け安心機能がついた「tap me」(メガハウス)まで多種多様だ。
新アイデアを使ったおもちゃには、パズルを完成させた後に、iPadなどのタブレット端末をかざすと画面が変化する「ディズニー ラストワンピース ジグソーパズル」(テンヨー)、自分の動きで付属のDVD映像が変わる「ポケットモンスターベストウィッシュ テレビでポケモンゲット! モンスターボール/つりざお」(タカラトミー)などの連動ものが登場。さらに、全長65ミリというギネス世界記録認定の最小無線操縦ヘリ「ナノファルコン」(シー・シー・ビー)、髪の毛の色が温度によって3色に変化する「トリプルカラーチェンジ リカちゃん」(タカラトミー)、わずか8秒という高速チャージで疾走するレーシングトイ「マイクロチャージャーシリーズ」(ハピネット)といった、おもちゃの進化が感じられる最先端技術を投入している。
対戦型の「バトル玩具」と、家族や友だちと遊ぶ「ファミリーゲーム」も盛り上がりを見せている。バトル玩具では自分の分身のようにロボットを動かして戦わせる「バトロボーグ4G シリーズ」(タカラトミー)が、アッパーカットや張り手のできるタイプが登場するなど進化中だ。光線銃でシューティングバトルが楽しめる「友情装着!ブットバースト 超特訓! マデルガン エキサイトパック」(メガハウス)なども注目を集めていた。ファミリーゲームでは、テレビ番組の人気ゲームを再現した「炎の体育会TVミリオンスプーン」(タカラトミー)や、専用シューターを使ってメダルを転がしたり飛ばしたりして大量に手に入れた人が勝つゲーム「狙え! 一攫千金 メダルドリーム」(メガハウス)などがある。
流行に敏感な“JS”と呼ばれる女子小学生やJS予備軍の女児向けのおもちゃでは、スマホタイプのほか、録音やゲーム、占いも楽しめる音楽プレーヤータイプの「ジュエルペット ジュエルミュージックポッド」(セガトイズ)なども登場。おしゃれ系のものでは、大人っぽい本格的なネイルチップを作れる「ずっ友 キャンディフル★ネイル」(メガハウス)や、アクセサリーが作れる「アクアビーズアート☆キラキラビーズデザイナーセット」(エポック社)など。そのほか、プロのマンガ家のようにいろいろなイラストが描ける「コミックタブレット」(パイロットインキ)など、自分だけのオリジナルを追求するものが人気だ。
14日までは業界関係者向けの商談見本市で、15、16日は一般向けに公開される。入場無料。会期中には「リカちゃんスペシャルステージ」(タカラトミー、15日)、「スーパーヒーロードリームステージ」(バンダイ、15、16日)、「ドキドキ!プリキュア スペシャルステージ」(バンダイ、16日)、「シルバニアファミリーわくわくステージショー」(エポック社、16日)などの催しも開かれる。入場者数は約16万人を見込んでいる。(毎日新聞デジタル)