宮沢りえ:実写版「魔女の宅急便」でキキの母親に 父役は筒井道隆

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 女優の宮沢りえさんが、14年春に公開予定の実写版「魔女の宅急便」(清水崇監督)で、小芝風花さん演じる主人公・キキの母親・コキリ役を務めることが29日、明らかになった。また、キキの父親・オキノ役に、俳優の筒井道隆さんの起用も決定。宮沢さんは「ファンタジーの世界をリアルな実写版でやるのはすごく興味がありましたし、もう単純に出たい!っていう思いが湧きました」と出演を喜んでいる。

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 「魔女の宅急便」は1985~2009年までに全6巻が発表された角野栄子さんの児童文学。魔女のしきたりに従って、13歳で親元を離れた魔女・キキの成長を描く。89年にはスタジオジブリの宮崎駿監督によってアニメ映画化され大ヒットを記録した。劇中では、キキが一人前の魔女になるため、13歳のある満月の夜に修行へと旅立つまでの期間、実家で両親と暮らしている様子が描かれている。

 宮沢さんは、「楽しかった」というほうきに乗って飛ぶシーンについて「(監督が)『できるだけリアルに飛ぶ瞬間の体を映したいんです』っていうのがすごく印象的でしたし、撮影でも実際にアクションチームの人たちと練習した」と、そのシーンへのこだわりを披露。「(実写版は)いい意味で、今までのイメージを壊してもいいんじゃないかなと思うし、何より、空を飛べたのが楽しかったです(笑い)」とコメント。初共演の筒井さんの印象については、「なんか空気みたいな人です。とても自然だけれど、なくてはならない存在っていう感じ。ただほわーっとしてるんじゃなくて、そのバランスがすごくぴったり」と話している。

 また、キキを演じる小芝さんについては「いろんなことがちゃんと見えている女の子だなーって感じ。人間としてのキラキラした力は、最大限に生かされているので、キキをやるのに本当にぴったりの女の子」と絶賛。「キキが夢に向かって挫折したところから乗り越える。ただファンタジーではなく人として1人の少女が成長していく姿が、ほうきに乗ったりしながらも、とてもリアリティーを持って描かれている」と、作品の見どころを語った。(毎日新聞デジタル)

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