ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、特殊能力を持つ「モノノフ」と呼ばれる戦士となって鬼との戦いに挑む完全新規のハンティングアクション「討鬼伝」(コーエーテクモゲームス、PSVita、PSP)です。「討鬼伝」プロデューサーの小笠原賢一さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
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−−ゲームの内容について教えてください。
プレーヤーが“鬼”との終わらない戦いが続く世界を舞台に、特別な力を持つモノノフと呼ばれる戦士となり、仲間と共に人の世を滅びから守るために戦うハンティングアクションゲームです。「討鬼伝」は、「真・三國無双」シリーズなどさまざまな大ヒットアクションゲームを手がける、当社の開発チーム“ω-Force(オメガ−フォース)”の完全新規タイトルです。当社が得意とする「歴史」のエッセンスを盛り込んだ、今までにない壮大な和風歴史ファンタジーが展開します。
−−セールスポイントは?
本作でプレーヤーが闘う相手には、人間の数倍はあろうかという巨大な“鬼”が登場します。その“鬼”を倒すには、ただやみくもに攻撃するだけではなく、腕や足などの部位を断ち切り、貫き、打ち砕くことで破壊する必要があります。太刀や弓など6系統の武器やそのアクションの特性を生かし、仲間のプレーヤーと連携して“鬼”を倒す達成感が味わえます。また、“鬼”に捕らわれた日本史上に名を残す200人以上の英傑の魂「ミタマ」が登場。さらに、コーエーテクモが得意とする“和”と“歴史”に彩られたオリジナルの世界がプレーヤーを待ち受けます。
−−開発の経緯は?
「コーエーテクモゲームスがど真ん中のハンティングアクションゲームを作る」という意気込みで制作を開始しました。歴史ゲームを得意とする我々が作るならば、ということで、歴史の要素を取り入れることは早い段階から決めていました。また、ハンティングアクションは日本にユーザーの多いジャンルですので、「和風」も外せないな、と。そして、「和」のハンティングアクションであれば、協力して倒すような強大な敵は“鬼”しかない! ということで、“鬼”を討つハンティングアクション「討鬼伝」が生まれたわけです。
−−ゲームの開発で苦労したこと、面白いエピソードを教えてください。
開発中で最も苦労したのは、“鬼”のデザインです。特に、メインビジュアルにも採用されている「ゴウエンマ」は紆余(うよ)曲折をへて生まれました。今でこそ、皆がイメージする鬼らしさを持ったデザインとなっていますが、当初は虫のような下半身を持っていたり、装甲を着込んだようなデザインだったりと、いろいろな案が挙がっていました。また、ミタマの選定はなかなか紛糾しました。歴史ゲームを長く作ってきたコーエーテクモゲームス、ということで歴史好きのつわものがそろっていますので。それぞれ思い入れのある人物がいるようです。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
体験版でプレーヤーの皆様からいただいた意見をもとに、品質の向上を実現してきた開発経緯がありますので、製品版発売後も、皆様の意見を確認し続け、長く楽しんでいただく上で必要となる機能やコンテンツの拡充に努めたいと思います。
「討鬼伝」プロデューサー 小笠原賢一
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