もたいまさこ:迫真の演技で共演者泣かす

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 女優のもたいまさこさんが4日、東京都内であった小林聡美さん主演のWOWOW連続ドラマW「パンとスープとネコ日和」の完成披露試写会の舞台あいさつに登場。痛快なほどにストレートな物言いをする喫茶店のママ役を演じ、撮影で共演の伽奈さんを泣かせてしまったことを明かした。伽奈さんは「心から怖かった。もたいさんににらまれて、動けなくなる感じ。うるんでしまった……」と振り返ると、もたいさんは「強さを加減するのがコントロールできないので、引退も間近だと思います」とユーモアたっぷりに話していた。

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 同作は、群ようこさん原作で、パンとスープのみの小さな店を営むアキコ(小林さん)と店のお手伝いシマちゃん(伽奈さん)が、突然店に現れた1匹の猫と暮らす日常を描いた作品。伽奈さん、もたいさん、光石研さん、市川実和子さん、加瀬亮さんら、「かもめ食堂」「めがね」「プール」など小林さんの主演映画で共演経験のある顔ぶれがそろった。また、塩見三省さん、美波さん、岸恵子さんら個性派俳優も出演している。

 舞台あいさつには小林さんをはじめ、伽奈さん、もたいさん、塩見さん、美波さん、松本佳奈監督が登場。もたいさんは「自分から遠い役で大変」と苦労を告白。伽奈さんを泣かせてしまったことについて「びっくりした。どんだけ私が傷ついて帰ったか……」と肩を落とした。

 一方、小林さんは料理はする?と聞かれ、「嫌いではないです。1人分ですからね、作りがいはまああるんですけど。週末に気張らしに作ります」とコメント。2011年に脚本家で演出家の三谷幸喜さんと離婚した小林さんは、「そろそろ2人分? 男性には?」と突っ込まれると、「どうなんですかね」とはぐらかした。

 ドラマ「パンとスープとネコ日和」(全4話)は、21日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。(毎日新聞デジタル)

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