井川遥:NHKで連ドラ初主演 大石静脚本作で斎藤工と禁断の愛に

9月スタートのNHK連続ドラマ「ガラスの家」で主演する井川遥さん (C)北田理純
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9月スタートのNHK連続ドラマ「ガラスの家」で主演する井川遥さん (C)北田理純

 女優の井川遥さんが、9月にNHKでスタートする大石静さんの脚本で“親子”の禁断の愛を描く連続ドラマ「ガラスの家」で主演を務めることが、明らかになった。井川さんが連続ドラマの主演を務めるのは、NHK、民放通して初めて。また、昨年7月の第2子出産後、初のドラマ出演となる。

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 ドラマは、同局の「セカンドバージン」など、数多くの恋愛作品を手がけた大石さんが書き下ろしたオリジナル作品。物語のヒロイン・玉木黎(井川さん)は、2人の成人した息子をもつ財務省主計局長の澁澤一成(藤本隆宏さん)とフランスで出会い、結婚する。男3人の家族になじもうと努力するが、若く美しい黎の登場で、澁澤家に波風が立ち始める……という展開。父と同じ財務省に勤務し、次第に黎にひかれていく長男の仁志を斎藤工さん、ロースクールを卒業して浪人中の次男・憲司を永山絢斗さんが演じる。菊池桃子さん、片岡愛之助さん、梅舟惟永さんらも出演する。

 禁断の愛に揺れるヒロインを演じる井川さんは「常識や倫理を越えたその先にある愛の形や人間の真実とは……。揺れ動く女心を、繊細かつ大胆に表現していければと」と初主演作に意欲十分。「大石静さんが描く家族の絆や恋愛模様。その多くの作品に、私自身慣れ親しんできました。この『ガラスの家』もたくさんの方に楽しんでいただけるよう、ミステリアスな主人公・黎を精いっぱい演じたい」と意気込んでいる。

 主演の井川さんについて、同局の屋敷陽太郎プロデューサーは「今、大人の女性たちが一番憧れ、自らの思いや悩みを素直に投影できる女優」と評価し、「透明感あふれるたたずまいと、芯のある演技。年々魅力を増している井川さんが演じるヒロイン像は、日本の女性たちを、さらに強く美しく輝かせるに違いありません」とコメント。大石さんは「日常では味わえない官能とスリル、常識とタブーを超えて求め合う男女の力強い愛を、ドラマの中でお楽しみいただけたら」と同作をアピールしている。総合テレビのドラマ枠「ドラマ10」で9月3日から毎週火曜午後10時放送。全9回予定。(毎日新聞デジタル)

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