波瑠:夏目雅子さん役に挑戦 「そっくり」と評判

スペシャルドラマ「いねむり先生」で(左から)マサコ(=夏目雅子さん)を演じる波瑠さんとサブロー(=伊集院静さん)を演じる藤原竜也さん=テレビ朝日提供
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スペシャルドラマ「いねむり先生」で(左から)マサコ(=夏目雅子さん)を演じる波瑠さんとサブロー(=伊集院静さん)を演じる藤原竜也さん=テレビ朝日提供

 モデルで女優の波瑠さんが、直木賞作家・伊集院静さんの自伝的ベストセラー小説をスペシャルドラマ化した「いねむり先生」(テレビ朝日系)で夏目雅子さんを演じることが11日、明らかになった。波瑠さんはすでに撮影を終えており、ナチュラルで透明感のあるたたずまいは「夏目さんにそっくり」と撮影現場では評判だったといい、その演技も大きなみどころになるという。

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 「いねむり先生」は、妻の夏目さんを結婚後1年あまりで失った伊集院さんが、喪失、絶望から再生への道のりを描いた物語。2011年4月に発売され大きな話題を呼んだ。マサコ(=夏目さん)の死後、アルコール依存、ギャンブルにおぼれ、壊れてしまったサブロー(=伊集院さん)は、知り合いから“いねむり先生”と呼ばれる色河武大を紹介される。先生のやさしさに触れ、サブローは救われていく……というストーリー。主人公・サブローは藤原竜也さんが演じる。

 マサコは、19歳のときサブローと運命的な出会いをし、7年間の交際を経て結婚したが、わずか数カ月後に急性骨髄性白血病に倒れ、27歳でこの世を去った人気女優。亡くなってなお、存在感を放つ重要な役柄だ。波瑠さん演じるマサコは、2人の出会いやプロポーズ、闘病シーンなどサブローの回想でたびたび登場する。

 波瑠さんは「実在した方で、たくさんの人に愛されている人の役でしたので、とても不安がありました。ですが皆さんに助けられながら終えることができました。役を任されて、とてもうれしかったです。すてきな時間でした」と撮影を振り返っている。

 また夫役を演じる藤原さんは、波瑠さんについて「透明感がありつつ芯がしっかりしていて役と真摯(しんし)に向き合う女優さんだったので、現場ではとても演じやすかったです。サブローを演じる上でとても助けていただきました」とコメント。一方、波瑠さんも「藤原竜也さんは映画や舞台で何度も拝見していたので緊張しました。ですが本当に話しやすい空気感でリラックスして撮影できました」と共演を語っている。

 スペシャルドラマ「いねむり先生」は9月にテレビ朝日系で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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