名探偵コナン
#1140「女子会ミステリー3」
11月2日(土)放送分
人気アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当したイラストレーターでマンガ家の安彦良和さんと同作や「超時空要塞マクロス」などを手がけたアニメーターの板野一郎さんが12日、ガンダムフロント東京(東京都江東区)で開催されたトークショーに登場した。安彦さんは「ガンダムが当たったとき、(ガンダムの生みの親の)富野(由悠季)さんと2人で話していて、富野さんは『ガンダムで10年食いたいんだよ』といっていた。食うというのは下世話なことだけど大切なこと。1対1だから言ったことだと思う。まさか30年以上たって、こういう形になるとは思っていなかった。幸せなことで、感謝しています。ただ、夢をもう一度……とは思っていません。富野さんも同じだと思う」と感慨深い様子で話した。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
板野さんは、スピーディーな戦闘シーンを得意とすることから“板野サーカス”と呼ばれるほどの名アニメーターだが、「機動戦士ガンダム」の制作当時は新人だったといい「自分はヘタだったので帰れなくて……。安彦さんの原画を見て、すごい、うまいと思い、安彦さんと同じものを描こうと苦労した。そのおかげで今がある。修行させていただいた」と“師匠”を前に頭が上がらない様子。さらに「現場はホワイトベースっぽかった。アムロとブライトはいるけど、あとは素人。安彦さんが一人で新人を育てていた」と振り返った。
「機動戦士ガンダム」は放送当時、視聴率や商品の売り上げで苦戦していたが、再放送をきっかけに大人気となったことについて、板野さんは「大学生くらいのファンの人が応援してくれていた。そいつらが(『新世紀エヴァンゲリオン』などのアニメ制作会社の)ガイナックスとかになった。富野さんが大嫌いなオタクに支えられた」と語ると、安彦さんは「視聴率が悪かったり、商品が売れないという話を聞き流して、(作品を応援してくれる)仲間がいる、オレたちは一人じゃないと思っていた」とうれしそうに話した。
最後に、安彦さんは「当てよう、もうけようと思って仕事をするのではなく、こだわりを形にしたいとやっていた。それはほかの仕事にも共通していると思うし、男気だと思う」と作品に込めた熱い気持ちを語っていた。
ガンダムフロント東京は、4月19日に開業1周年を迎えたことを記念して“企画展リレー”を開催中。第1弾「機動戦士ガンダムの誕生とシャア・アズナブル展」に続き、31日まで第2弾「機動戦士ガンダムの誕生とアニメーター安彦良和展」を開催中で、安彦さんの原画を展示している。26日には「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督のトークショー、8月1日から「ガンダムサイエンス展」を開催予定。(毎日新聞デジタル)
高橋留美子さんの大ヒットマンガ「らんま1/2」の“完全新作的アニメ”の“アップデートバージョン”キービジュアルが公開された。第4話で、乱馬と良牙の勝負に巻き込まれ、あかねが髪を切…
アニソンの充実ぶりで知られるタワーレコード新宿店のアニメ担当バイヤー樋口翔さんが、アニソンの売れ筋や販売現場の生の声を伝える「新宿アニソンスコープ」。同店の10月20~27日の1…
人気アニメ「ガンダム」シリーズの「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の主人公スレッタ・マーキュリーのフィギュア「キャラモビ メカぐるみ スレッタ・マーキュリー【ガンダム・キャリバーン…
「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれたことも話題の魚豊さんのマンガが原作のテレビアニメ「チ。-地球の運動について-」の第6話「世界を、動かせ」が、NHK総合で11月2日…