10月12日公開の映画「おしん」(冨樫森監督)の主題歌に、4人組ロックバンド「flumpool(フランプール)」が、台湾のロックバンド「Mayday(メイデイ)」と初めてコラボした楽曲「Belief ~春を待つ君へ~」(発売日未定)が採用されたことが16日、明らかになった。
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両バンドの親交はflumpoolが11年10月に台湾で開催されたロック・フェスティバル「SUPER SLIPPA PART2」に参加し、Maydayと共演したのがきっかけ。flumpoolは、アルバム「experience」にMaydayの「OAOA」のカバーなどを加えた同名タイトルのアジア盤を台湾、香港、シンガポールで発売している。また、今年4月にMaydayが来日公演を行った際、日本でのライブ初共演を果たしている。
flumpoolのボーカル・山村隆太さんは「楽曲を制作するにあたって、まず台本を読ませてもらったのですが、家族を大切にすること、故郷を大切にすること、そして自分自身のために一生懸命生きていく精神に大きな感銘を受け、そのすべてがこの楽曲につながったと思っています」とコメント。また、今回日本語歌唱に初挑戦したMaydayのボーカル・阿信さんは「この曲は、歌詞がとても美しく、映画とも共通する、困難に遭遇した時に立ち向かっていく気持ちや姿勢などを教えてくれると思います」と話している。
「おしん」は、山形県の寒村に生まれ、苦難を強いられても決して負けることなく生きる女性・おしんを描いた脚本家の橋田壽賀子さんが原作のテレビドラマ。NHK朝の連続テレビ小説で83年から1年間放送され、同年11月12日の放送で記録した番組平均視聴率62.9%はテレビドラマ過去最高、期間平均視聴率も52.6%を記録した。
おしんの少女時代に焦点を当てた映画版では、主人公の谷村しん役は新人の濱田ここねちゃん、テレビ版で泉ピン子さんが務めたおしんの母・ふじ役は女優の上戸彩さんが演じる。泉さんや岸本加代子さん、SMAPの稲垣吾郎さんらも出演する。(毎日新聞デジタル)
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