「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られるアニメ制作会社「ガイナックス」と画家の山口晃さんが仏高級シャンパン「ドン・ペリニヨン」からインスピレーションを得てコラボレーションした映像作品「ドン ペリニヨン “The Power of Creation(創造する力)”」が26日から一般公開されるのを前に、16日、作品の一部が報道陣向けに公開された。ガイナックスの代表取締役で監督の山賀博之さんは「アニメの仕事をしていると映画も読書も趣味がすべて仕事になるけれど、とうとうお酒も仕事になった。非常に楽しい特別な仕事になった」と喜んだ。
ウナギノボリ
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「ドン ペリニヨン “The Power of Creation(創造する力)”」は、「ドン ペリニヨン」からインスピレーションを得てクリエーターが新たな作品を生み出そうとする世界的プロジェクトで、日本での開催は初となる。今回の映像作品は「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2004」の発売に合わせて公開される。
作品は、円環状のスクリーンに投影される約10分間の映像で「時間」がテーマ。走馬灯をイメージした作りになっており、この日は約1分、公開された。山賀監督は「走馬灯は人間が生きてきた記憶を呼び出す映像装置。記憶というものを通して捉えていってもらえると伝えやすいと思って、走馬灯というスタイルにしました」と説明した。作品には公共広告機構(現ACジャパン)のマナー広告「江戸しぐさ」や五木寛之さんの新聞小説「親鸞」の挿絵を担当するなど日本の伝統的手法と現代風俗を融合させた独創的な作品で知られる山口さんの作品約10点が使用されているほか、山口さんが絵を描く様子も映像に組み込まれている。
山口さんは「『ドン ペリニヨン』を味わいながら幸せを描けば良いと思った。安堵(ど)感のある絵を描こうと思いました」と話し、同席した「ドン ペリニヨン」の醸造最高責任者のリシャール・ジェフロワさんは「『ヴィンテージ 2004』をどのような解釈で作品にしてくれるのか期待している」と語った。
「ドン ペリニヨン “The Power of Creation(創造する力)”」は東京ミッドタウン(東京都港区)内のセレクトショップ「リステア」で26~28日に一般公開。入場無料。(毎日新聞デジタル)
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