名探偵コナン
#1149「探偵団と二人の引率者(後編)」
1月11日(土)放送分
実写映画化もされた村田真優さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「ハニーレモンソーダ」が、フジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」で1月8日から放送されている。原作は、2015年12月から「りぼん」(集英社)で連載中のマンガ。自分を変えるため自由な校風の高校に進学した石森羽花が、クラスの人気者でレモン色の髪をした三浦界と出会い、成長していく姿を描く。羽花役の市ノ瀬加那さん、界役の矢野奨吾さんに作品への思い、収録の裏側を聞いた。
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ーー作品の印象は?
市ノ瀬さん タイトルの通り、甘酸っぱさがありつつ、シリアスなところもあります。羽花ちゃんには重い過去があり、人間ドラマがしっかり描かれていて、恋愛と人間ドラマのバランスがすごく絶妙なんです。頑張っている羽花ちゃんの姿が心に刺さり、応援したくなります。
矢野さん やっぱり羽花ちゃんのエネルギーを感じますよね。界を演じさせていただいているので、界目線で原作を読んでいると、羽花ちゃんが勇気を持って一歩ずつ壁を破っていき、どんどん強くなっていく姿を見ていると、僕もやっぱり界と同じように、羽花ちゃんを好きになってしまいます。放っておけないし、界が引っ張っていたはずなのに、いつしか心を動かされ、「引っ張られていくような感覚がありました。羽花ちゃんは、心が強く、彼女の真っすぐなエネルギーがあるから、この作品が魅力的になっているんだと思います。羽花ちゃんの描かれ方が本当に素敵です。
市ノ瀬さん 羽花ちゃんは一見、ちょっと風が吹けば倒れてしまうようなもろさもあるイメージもありますが、決して折れない芯がしっかりあります。だから、お芝居でもそこを意識していました。難しいんです。モノローグで「ここはこのエピソードの一番の山場! ここはしっかりまとめたい」という気持ちもあったりしたのですが、コミュニケーションがうまくできない子ですし、「ここで決めすぎると成長した羽花ちゃんになってしまうので」というディレクションもあって、探りながら絶妙なところでお芝居をさせていただきました。
ーー羽花は変化もしていきます。
市ノ瀬さん 界君やクラスメートに対してのコミュニケーションの距離感も少しずつ変わっていきますし、後半になるにつれ、前に進む強さはどんどん勢いを増していきます。界君の言葉を受けて、少しずつ視点が変わり、強さ、自信がついてきます。二人の関係性が素敵だなと思いながら、お芝居をさせていただきました。
矢野さん 僕も二人の空気感を大事にしようとしていました。現場で監督や音響監督がすごくこだわってくださっていて、ディスカッションをしながら、一言一言にどういう意味があるのか?と考え、方向性や空気感を作っていて、何度も挑戦させていただきました。現場で作っていったイメージがあります。
ーー繊細な作り方をしている?
矢野さん そうなんです! 市ノ瀬さんの演技を聞いて「完璧だ!」と思っていても、「もう少し」とディテールをさらに作り込んでいくんです。
市ノ瀬さん 心情的に落ち込んでいる際、モノローグでも心情に合わせたトーンでお芝居をしたら「ここは俯瞰で見てください」というディレクションをいただいたこともありました。感情を出しつつ、モノローグは俯瞰……と切り替えも難しいところがありました。
矢野さん 羽花ちゃんはセリフ量が絶対的に多いですしね。市ノ瀬さんの背中が頼もしかったです。市ノ瀬さんがすごいので、僕もプレッシャーがすごかったですね。セリフのないところでもしっかり気持ちを作らないと、一言で表現できないので、その難しさもありました。
ーー界は無口でそっけないところがありますが、実は優しさがあります。
矢野さん 硬派で優しいんですよね。例えば、羽花ちゃんに声を掛ける時、「誰に言っているか分からないくらいの距離感で」というディレクションをいただいたことがありました。羽花ちゃんが「今、私に声を掛けた?」という反応になるような、ボソッとしたしゃべり方なんですよね。界は、自立して一人で生きていくと決めているので、大人っぽく見えます。羽花ちゃんのことを分かった上で、自分のプライベート空間には絶対に入れない。そこまで羽花ちゃんとの距離が親密にならないようにしているけど、声を掛けるという優しさもあります。その絶妙なラインを探りました。
ーー格好いいキャラクターでもあります。
矢野さん そうなんです! その説得力を出すのも難しいところです。
ーーこれまで共演経験は?
矢野さん 初めてです。出演が決まる前に、声優アワードで主演声優賞を受賞されているのを拝見していたので、この方と共演させていただけるんだ!と楽しみにしていました。市ノ瀬さんからすごく学ばせていただいています。とても頼もしいです。
市ノ瀬さん 共通の知人から矢野さんのお話を聞いていたので、優しい方なんだろうなと思っていたのですが、実際にお会いすると本当に優しいんです。私は原作を読んだ時、界君の声があまり浮かんでこなかったんです。イメージができない中で、現場に入り、お芝居を聞いたところ、矢野さんのお人柄もあってクールな中に優しさを感じていました。
ーー最後に2024年の振り返りと今年の抱負を教えてください。
矢野さん 疲れがとれにくい時があったりするので、2025年は健康重視でいきたいと思っています。筋トレ、食事管理をしっかりしながら、仕事の一環として自分の体と向き合っていきたいです。お酒はずっと飲み続けたいし、己の体ともっと向き合っていきたいです。
市ノ瀬さん 健康は一番大事ですよね。私は、自分で言うのもなんですが、成長を感じた一年だったと思っていて、特に内面的な成長を感じました。物事の捉え方でも、これまでは自分の角度でしか見られなかったけど、気持ちの落ち着きみたいなものが出てきました。来年は、もっと成長して、声優としても一人の人間としてもバランスをとって、成長していけるように頑張りたいと思っています。
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