映画興行成績:「風立ちぬ」が堂々首位 宮崎駿の5年ぶり監督作

「風立ちぬ」のメーンビジュアル (C)2013 二馬力・GNDHDDTK
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「風立ちぬ」のメーンビジュアル (C)2013 二馬力・GNDHDDTK

 22日に発表された20、21日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、宮崎駿さんが「崖の上のポニョ」(2008年)以来5年ぶりに監督を務めたスタジオジブリ製作の劇場版アニメ「風立ちぬ」が初登場で首位を獲得した。全国454スクリーンで公開され、約74万7500人を動員。興行収入は約9億6100万円となり、最終興行収入155億円だった「崖の上のポニョ」の初日と比べ93.7%、最終興行収入92億5000万円の「借りぐらしのアリエッティ」とは107.3%となり、最終興行収入100億円超えが見込まれる好スタートを切った。

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 「風立ちぬ」は、宮崎監督が雑誌「Model Graphix(モデルグラフィックス)」(大日本絵画)の09年4月号~10年1月号に連載したマンガを基に、堀越二郎という実在したゼロ戦の設計者の生涯と、結核の美少女が登場する堀辰雄の「風立ちぬ」をイメージした物語。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの総監督として知られる庵野秀明さんが主人公・二郎、女優の瀧本美織さんがヒロイン・菜穂子の声優を務めている。“大人のジブリ”と評される内容で、中高年層の集客に加え、今後は夏休み本番を迎えた親子連れや、中高生などの動員も期待される。

 そのほか、トップ10圏外ではあるが、「AKIRA」などで知られる大友克洋監督ら日本のアニメ界のトップクリエーターが集結したオムニバス形式の劇場版アニメ「SHORT PEACE」が、全国25スクリーン公開ながら、12位となる大健闘。大友監督のほか、「FREEDOM」の森田修平さん、「鉄コン筋クリート」の安藤裕章さん、「ガンダム」のメカニックデザインで知られるカトキハジメさんが参加し、それぞれ“日本”をテーマに製作したオムニバス作品となっている。(毎日新聞デジタル)

1位 風立ちぬ

2位 モンスターズ・ユニバーシティ

3位 劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒

4位 真夏の方程式

5位 ワイルド・スピード EURO MISSION

6位 劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ

7位 それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ

8位 100回泣くこと

9位 サイレントヒル:リベレーション3D

10位 忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段

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