東京・秋葉原などで中古ゲームやDVDを販売する「TRADER(トレーダー)」の家庭用ゲーム部門責任者を務める小林俊一さん。1日のうちに価格がめまぐるしく変動する激戦区を見つめる小林さんに、7月24~30日の集計を基に中古市場の今を振り返ってもらいます。
ウナギノボリ
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話題の「ドラゴンズクラウン」(PS3・Vita、アトラス)がすさまじい売れ行きを記録しました。懐かしのベルトスクロールアクションをほうふつとさせることもあり、アキバ向けのタイトルということでどの店舗も多めに発注していたはずなのですが、どこも週末には売り切れ。どちらかといえばPS3版の需要が大きかったですが、Vita版は本体との同時購入や、協力プレーを前提としたまとめ買いも多かったですね。夏休みということで平日でもお客さんが多く、「逆転裁判5」(3DS、カプコン)や「魔女と百騎兵」(PS3、日本一ソフトウェア)なども良かったのですが、「ドラゴンズクラウン」がすご過ぎ。今でもお客さんからの問い合わせが絶えません。
中古市場は「地球防衛軍4」(PS3、ディースリーパブリッシャー)が初のトップを獲得しましたが、新品もまだ売れている根強い人気から在庫はほとんどありません。2位以下は「ラスト・オブ・アス」(SCE)、「ガンダムブレイカー」(バンダイナムコゲームス)と続き、トップ3をPS3タイトルが占めました。「ドラゴンズクラウン」のVita版が10位に入りましたが、当然売り切れています。
新作のラインアップが弱く、Z指定タイトルの「メトロ ラストライト」(PS3・Xbox360、スパイク・チュンソフト)が若干目立つ程度。ということで「ドラゴンズクラウン」を売りたいところですが、在庫なし。メーカー欠品しているのが痛いですね。一部店舗には若干入荷したようですが、もうないでしょう。「逆転裁判5」や「魔女と百騎兵」などの人気タイトルをしっかり売っていきたいところです。
1位 地球防衛軍4(PS3)
2位 ラスト・オブ・アス(PS3)
3位 ガンダムブレイカー(PS3)
4位 真・女神転生4(3DS)
5位 討鬼伝(Vita)
6位 新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女(3DS)
7位 デッドアイランド リップタイド(PS3)
8位 サモンナイト5(PSP)
9位 モンスターハンター3G(3DS)
10位 ドラゴンズクラウン(Vita)
小林俊一(こばやし・しゅんいち) 中古ゲームショップ「トレーダー」家庭用ゲーム部門責任者
中古専門店「トレーダー」設立時からの古参社員で、秋葉原・新宿店の家庭用ゲームすべての価格設定などを担当。ゲームの販売・仕入れ・卸などゲーム流通業界一筋で、趣味と経験を生かして、オールドゲームから海外ゲームまで精通している。
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