人気アイドルグループ「AKB48」の高橋みなみさんが2日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたいじめをテーマにした番組「いじめをノックアウト」のスペシャル版「いじめをノックアウトスペシャル 『そろそろマジで動きましょうよ！めざせ100万人の行動宣言～』」の会見に出席。AKB48の総監督を務める高橋さんは、集団生活で心がけていることについて質問されると、「上は25歳、下は13歳ぐらいまでがいるので、話をすること、コミュニケーションをとることが大事」と力を込め、「話しかけやすいようにニコニコしてたり、へらへらして『おはよー！』と気さくに話しかけて距離をうめるのが大事」と総監督としての心構えを告白した。

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　「いじめをノックアウト」は、高橋さんをMCに4月から放送されている番組。スペシャル版では、10月26日から11月4日を「いじめに何かしてみる10日間」と名付けて、全国から行動宣言を募集。高橋さんと中高生たちが、いじめに関するクイズや国内外の取り組みを学び、「いじめゼロ」に向けて行動を起こすためのヒントを探っていく。また、番組では「いじめゼロ」を目指して「ノックアウト隊」を結成。隊長に高橋さんが就任したほか、隊員をAKB48の高橋朱里さん、佐々木優佳里さん、名取椎菜さん、大森美優さんが務める。

　会見には、スペシャル版のMCを務める同局の首藤奈知子アナウンサーも出席。「学生のときにいじめという問題に直面したことがある」と告白した高橋さんは、「学生のときは学生の社会がすべてで、その世界で生きていかないといけない。彼女、彼らがいじめにどう向き合えばいいのかを考えていきたい」と番組に対する思いを吐露。「『知らない、見てないと言わない』です。知らないで済む問題じゃないし、知らないなら努力すべき。関心を持って寄り添うことが大事」と自身の行動宣言について語った。

　「いじめをノックアウトスペシャル 『そろそろマジで動きましょうよ！めざせ100万人の行動宣言～』」は、Eテレで9月7日午後7時～同7時55分、午後8時～同9時半放送予定。（毎日新聞デジタル）