6日に発表されたオリコン週間シングルランキング（12日付）によると、NHK連続テレビ小説（朝ドラ）「あまちゃん」の挿入歌で、小泉今日子さん演じる天野春子が歌う「潮騒のメモリー」（7月31日発売）が発売初週で7万8000枚を売り上げ、初登場2位を獲得した。小泉さんのシングルのトップ3入りは、1993年2月22日付ランキングで「優しい雨」（同年2月発売）が3位を獲得して以来、20年半ぶり。なおデイリーランキングでは1～3日付で3日連続1位を獲得した。

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　「潮騒のメモリー」は、作詞をドラマの脚本を手がける宮藤官九郎さん、作曲をドラマのオープニングテーマや挿入歌「暦の上ではディセンバー」を手がけた大友良英さんとSachiko Mさんが担当。86年に公開された架空のアイドル映画「潮騒のメモリー」の主題歌という設定で、同映画で主演を務めた鈴鹿ひろ美（薬師丸ひろ子さん）の楽曲としてリリースされヒットしたが、実は鈴鹿が極度の音痴だったため、アイドルを目指していた天野春子（小泉さん）が“影武者”として歌っていたことが7月19日の放送で明らかにされていた。

　今回20年半ぶりとなる週間シングルランキングトップ3入りを果たした小泉さんだが、トップ10入りでいうと、自身が出演したTBS系ドラマ「僕が彼女に、借金をした理由。」（94年）主題歌の「月ひとしずく」（同年11月発売・最高位7位）以来、18年9カ月ぶりとなり、このインターバルは原由子さんの25年10カ月ぶり、坂本冬美さんの21年ぶり、美空ひばりさんの19年10カ月ぶりに続く、女性アーティスト歴代4位となる。

　なお12日付の週間シングルランキングでは、山下智久さんが「真心ブラザーズ」の代表曲「サマー・ヌード」をカバーした「SUMMER NUDE ’13」が9万9000枚を売り上げ、1位を獲得した。（毎日新聞デジタル）