12日に発表された10、11日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、スタジオジブリの宮崎駿監督最新作「風立ちぬ」が、お盆休みで前週比93%の動員約38万3100人と好調をキープし、4週連続で首位を獲得した。興行収入は約5億1000万円となり、公開23日間の累計で450万人、56億円を記録した。続く2位には、米俳優のブラッド・ピットさんが主演・製作を担当した「ワールド・ウォーZ」が初登場。全国644スクリーンで公開され、約23万6900人、興行収入は約3億3100万円だった。
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そのほか新作は、6位にギレルモ・デル・トロ監督の最新作で、人気子役の芦田愛菜ちゃんがハリウッドデビューしたことで話題の「パシフィック・リム」が初登場。全国596スクリーンで公開され、約13万4500人を動員、興行収入は約2億800万円だった。7位には舞台美術家で作家の妹尾河童さんの自伝的小説を映画化した「少年H」が初登場。全国307スクリーンで公開され、約13万2000人を動員し、興行収入約1億4700万円だった。
「ワールド・ウォーZ」は、全人類を絶滅へと導く“謎のウイルス”の感染の原因を解明するため、カオスと化した世界を奔走するピットさん演じる主人公ジェリー・レインの活躍を描いたパニックエンターテインメント。ジャパン・プレミアと舞台あいさつには、1年9カ月ぶりに来日したピットさんとアンジェリーナ・ジョリ−さんが、ヒロインの日本語吹き替えを務めた女優の篠原涼子さんとともに映画をPRした。
「パシフィック・リム」は、人類が太平洋(パシフィック)の深海から出現した未知の巨大生命体に人型巨大兵器「イェーガー」で立ち向かうSFアクションアドベンチャー。菊地凛子さんがヒロインの森マコを演じ、マコの子供時代を愛菜ちゃんが演じた。「少年H」は、神戸の街が戦争によって荒廃する中、自分の目で見て、考えて、自分の言葉で語ることの大切さを教える父とどんな苦境の中でも「愛」を忘れず夫を信じ、子供を慈しむ母の元で強くたくましく育っていく少年Hの姿を描く。少年Hを吉岡竜輝さん、その両親を実生活でも夫婦の水谷豊さんと伊藤蘭さんが演じ、約30年ぶりに共演を果たしている。(毎日新聞デジタル)
1位 風立ちぬ
2位 ワールド・ウォーZ
3位 モンスターズ・ユニバーシティ
4位 映画 謎解きはディナーのあとで
5位 ローン・レンジャー
6位 パシフィック・リム
7位 少年H
8位 劇場版 仮面ライダーウィザード/獣電戦隊キョウリュウジャー
9位 劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒
10位 終戦のエンペラー
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