タツノコプロの名作SFアニメ 「科学忍者隊 ガッチャマン 」を実写化した映画「ガッチャマン」(佐藤東弥監督)の初日舞台あいさつが24日、東京都内で行われ、リーダーの大鷲の健を演じる松坂桃李さん、コンドルのジョーを演じる綾野剛さんら5人のガッチャマンらが登場。また、謎の侵略者・イリヤ役の中村獅童さん、南部博士役の岸谷五朗さん、「適合者」ナオミ役の初音映莉子さんの3人が舞台あいさつに初登場した。アニメの大ファンだという獅童さんは、出演オファーの際、自分がガッチャマンのメンバーをやると思っていたと明かし、「全然違っちゃってた!」とおどけてみせ、観客の笑いを誘った。
ウナギノボリ
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獅童さんは「松坂君が主役といわれたから、僕は(綾野さんの演じた)ジョーの役なんだな。そんなにすぐに前髪伸びないぜ!って思ってた」と語ると、綾野さんはプレッシャーから、みみずくの竜役の鈴木亮平さんに「役を代わってくれと頼んだ」と明かし、「先輩、重てえわ……。本当にパワーがあるんで、あんまりグワッとこられるとかなわない。なかなか上に上がっていけないので、そろそろ席を譲っていただいて」と懇願し、会場を盛り上げた。一方、岸谷さんは「原作は我を忘れるくらい興奮するアニメだった。素晴らしいガッチャマンの5人が集まった。キャラクターもバラバラで面白い」と絶賛しながらも、「僕(の役)も一瞬、0コンマ4秒くらいは『どのガッチャマンなんだろう?(女性の)ジュンじゃないな……』と思った」と語り、会場は爆笑に包まれた。
映画は、21世紀の初め、謎の侵略者によって半分が壊滅状態に陥った地球で、人類の全滅を回避しようと結成された5人のチーム「ガッチャマン」の活躍を描く。ヒロインの白鳥(しらとり)のジュンを演じた剛力彩芽さんは「ついに映画が皆さんの手に渡るときが来たんだな。今日は不思議な感覚」と笑顔を見せた。松坂さんは「皆さんと初日を迎えることができて本当に幸せ。キャストスタッフ全員が同じゴールを目指して作り上げることができた」と喜びをかみしめ、「思いが詰まった作品に皆さんの感想を添えていただければ『ガッチャマン』が完成します。それ次第で続編です!」と訴えた。(毎日新聞デジタル)
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