ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は「ロスト プラネット 3」(カプコン、PS3、Xbox360)です。プロデューサーのアンドリュー・サマンスキーさんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
−−ゲームの内容について教えてください。
極寒の惑星EDN-3rdを舞台にしたTPS(サード・パーソン・シューティング)「ロスト プラネット」シリーズの最新作です。前作、前々作よりも過去の時代を舞台に、シリーズの原点に迫る壮大なストーリーと、極限環境での壮絶なサバイバルを描いています。今作では、操作性がシンプルに一新され、あらゆるFPS・TPSユーザーが楽しめるような触り心地になっています。もちろん、ロボットの操縦やアンカーアクションといった、シリーズならではの硬派なアクションも健在です。
−−セールスポイントは?
ストーリーです。極寒の惑星に秘められた謎をめぐる壮大なドラマを、アクターの熟練の演技と美しいグラフィック、没入感ある演出を通して、深く、そして熱く描いています。ぜひ極寒の世界の冒険をお楽しみください。
−−企画のコンセプトは?
原点回帰です。前作「ロスト プラネット 2」をお楽しみいただいたユーザーの声を聞き、今一度シリーズの原点である「エクストリーム コンディション」に立ち返ろうと思いました。恐ろしい原住生物のすむ極寒の惑星で、ろくな設備もないまま開拓作業に従事する。そんな極限の状況での、手に汗握る体験を味わっていただければと思います。
−−ゲームの開発で苦労したこと、面白いエピソードを教えてください。
今回、「ユーティリティ・リグ」というメカが登場するのですが、主人公ジムがこれに搭乗するとき、一人称視点に切り替わります(通常のプレーは三人称視点です)。全高10メートルもあるメカのスケール感をうまく味わっていただくためにそうしていますが、そのためにはひとつのステージでも人間用・メカ用それぞれにルートやプレー体験を実装する必要がありました。これにはかなり苦労しましたが、結果には大変満足しています。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
映画さながらの演出で物語が進んでいく「ロスト プラネット 3」。極寒の惑星の世界観に没頭し、主人公ジムにも感情移入していただけるよう、細部まで作りこんでいます。SFの映画や小説などが好きな方にはぜひともプレーしていただきたい作品となっております。よろしくお願いいたします。
「ロスト プラネット 3」プロデューサー アンドリュー・サマンスキー
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