ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は5日深夜から放送されるアニメ「はじめの一歩 Rising」(日本テレビ)だ。
ウナギノボリ
解説:朝ドラ“メガネっ娘”の系譜 過去にもブレークした俳優が
累計9400万部を誇る森川ジョージさんの人気ボクシングマンガ「はじめの一歩」が、3度目のテレビアニメシリーズ「Rising」として4年ぶりに帰ってきた。
前シリーズ「New Challenger」は、主人公・一歩の先輩・鷹村が世界王座を獲得したところで幕を閉じたが、今回の「Rising」では、一歩の師・鴨川会長の若いころを描く“戦後編”に続いた原作と異なり、“戦後編”のあとに連載された一歩と“海人”島袋との戦いからスタートする。1話冒頭では、一歩の亡父・一男とのエピソードも語られ、遭難した父を待ち続ける幼い一歩の芯の強さとけなげさに心を動かされるはず。また、シリアスな展開で名場面も多い“戦後編”は、スペシャル番外編として放送されることも決まっているので、ファンも安心だろう。
鴨川会長の声は、内海賢二さんが亡くなったことにより、飯塚昭三さんが務めることになった。飯塚さんは生前の内海さんの声をまねるわけでもなく、それでも以前から鴨川会長だったかのように思わせてしまうのは、大ベテランの技だ。内海さんとは「賢坊」「昭ちゃん」と呼び合うなど親交が深かったといい、故人への真摯(しんし)な思いも演技に込められているように感じた。飯塚さん以外にも小山力也さん、高木渉さん、藤原啓治さん、浪川大輔さんと声優陣は主役級の実力派ぞろい。そうした名人たちの競演にも“注目”だ。毎週土曜深夜1時35分から放送。
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