ゲーム質問状:「モンスターハンター4」 シリーズの安定感と進化した新たな驚きを

「モンスターハンター4」(カプコン、3DS)
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「モンスターハンター4」(カプコン、3DS)

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は累計販売本数2300万本を誇る大人気シリーズの最新作「モンスターハンター4(MH4)」(3DS)です。カプコンのプロデューサー・辻本良三さんに作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

 −−ゲームの内容について教えてください。

 武器を駆使してモンスターの狩猟を生業とするハンターとなり、自然に満ちたフィールドに生息するモンスターを狩る「ハンティングアクション」ゲームです。クエストと呼ばれるさまざまな依頼、「モンスターの狩猟」や「素材の納品」などをこなしてハンターとして成長し、高みを目指していきます。ときには他のハンターとコミュニケーションをとりながらモンスターを狩猟する協力プレーも可能です。

 「MH4」はシリーズナンバリング最新作で、今まで培ってきたシリーズが持つ安定感と進化した新たな驚きを体験できるアクションゲームになっています。

 −−セールスポイントは?

 進化したハンティングアクションですね。切り立った崖や傾斜のある地形、小さな段差まで、高低差フィールドを駆けるハンターやモンスターの躍動感もさることながら、その段差などからつながっていくさまざまなアクション。たとえばジャンプ攻撃やモンスターへの乗り状態などといった広がりのあるアクションが生まれました。

 ほかにも世界を旅するキャラバンの一員となって冒険するストーリー展開。自分だけのクエスト「ギルドクエスト」を入手して仲間と共有することができる新たなコミュニケーション要素など見どころがたくさんありますので、ぜひ一度遊んでほしいです。

 −−企画のコンセプトは?

 「MH4」では、モンスターハンターとしてもうワンステップ上を目指すためにアクション部分に手を加えること。さらにモンスターハンターの世界観を広げることや、仲間と協力してゲームを楽しむコミュニケーション要素をもう一度考えてみるといったコンセプトを掲げて開発に取り組みました。

 −−ゲームの開発で苦労したこと、面白いエピソードを教えてください。

 今回は、基礎でもあるアクション部分について手を加えたためにトライ&エラーや調整、チェックなどに今まで以上に膨大な時間がかかりましたが、開発陣全員が「これ、なんかワクワクするからなんとかゲームにしよう!」という気持ちで仕上げていってくれました。かなりの大規模プロジェクトでしたが、その分いい作品に仕上がったと思います。皆さん、ぜひ遊んでみてください!

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 発売日からダウンロードコンテンツとしてイベントクエスト、オトモアイルーなどの継続的な配信やさまざまな企業とのコラボレーション展開を始めていますので、今後のいろいろな展開に注目してほしいですね。さらに、10月20日の東京大会を皮切りに全国でハンターたちの祭典「モンスターハンターフェスタ’13」を開催します。入場無料のイベントでタイムアタックを競う狩王決定戦や来るだけで楽しめるさまざまなコンテンツを準備中です。ぜひ遊びに来てください。

 カプコン 「モンスターハンター4」プロデューサー 辻本良三

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