お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬さんと小杉竜一さん、俳優の笹野高史さんの3人が、誰が初めに芸能人だとばれるかを競おうと、それぞれ東京都内の路上で変装せずにティッシュ配りに挑戦した。吉田さんは「ティッシュ1個目、2個目で気づくでしょ！　1個も渡せないかも！」と企画の成立自体を心配し、小杉さんは「何年もテレビ出てるんだから気づくと違います？」と知名度に自信をみせている。ティッシュ配りの模様は、10日のバラエティー番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」2時間スペシャル（TBS系）で放送される。

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　番組は、「こんなとき、あなたならどうする？」をコンセプトに、ありそうでないが、可能性としてあり得るシチュエーションを用意し、それに遭遇した人がどんな行動に出るのかを隠しカメラから観察（モニタリング）する。タレントのベッキーさんとブラックマヨネーズが司会を担当し、小泉孝太郎さん、木下優樹菜さん、笹野さん、お笑いコンビ「ハリセンボン」がレギュラー出演している。

　今回は秋の仰天スペシャルと題して、出演者が街へ繰り出し、さまざまなシチュエーションで、芸能人とばれるかをモニタリングした。ベッキーさんと木下さんは、それぞれ新任の英語教師、特別講師のファッションデザイナーとして、かつらとスーツで変装して女子校に潜入。ロケ前に「私、顔が派手なので気づかれる気がするんですよ。街中でもすぐバレるから。相当気合入れないとダメですね！」と意気込むベッキーさんに対して、木下さんは「私に似ている顔はいっぱいいるから、顔は大丈夫なんですけど声が（ばれる）……」と心配している。ブラックマヨネーズら3人は、ティッシュ配りのほか、変装しての路上ミュージシャンにも挑戦。なりきって激しいパフォーマンスを披露している。

　番組の田村恵里プロデューサーは、ティッシュ配りの企画について「3人とも、ある程度気づかれる自信があるものの、一抹の不安を抱えてのロケでした。ちなみに吉田さんはティッシュ配り経験ありで、すごくうまいです」と、ロケの様子を明かしている。女子校の企画については「ベッキーさんは、絶対にばれないようにと、とても積極的。前日からいろいろ作戦を考えてくれて、入念な下準備をしていました」といい、「ネタばらしの際は、（2人に会えたことに）感動して泣いちゃう生徒もいました」と、その人気ぶりに感心していた。

　番組ではこのほか、「コンビニでお釣りをもらう時、美人店員に手を握られたら？」や「レジで買ったものを大声で読み上げられたら？」などもモニタリング。大人気企画「もしもペットがしゃべったら？」には、木下さんの親戚が登場する。番組は毎週木曜午後8時放送で、今回の2時間スペシャルは10日午後7時から放送される。（毎日新聞デジタル）