ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、フジテレビの人気番組をゲーム化した「戦闘中 伝説の忍とサバイバルバトル!」(バンダイナムコゲームス、3DS)です。バンダイナムコゲームスの伊藤麻矢プロデューサーに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
−−どんな内容のゲームですか?
「戦闘中」は、「逃走中」と同じ遺伝子をもつテレビ番組です。「逃走中」は、サングラスに黒いスーツ姿のハンターから逃げ、制限時間いっぱい逃げきることができたら賞金を獲得できるゲーム、「戦闘中」は、バトルボールでライバルを撃破し、最後まで勝ち残った1人が賞金獲得できるサバイバルゲームです。この大人気テレビ番組を自分がプレーヤーとなって体験できるのが、「逃走中 史上最強のハンターたちからにげきれ!」(2012年7月5日発売)と、「戦闘中 伝説の忍とサバイバルバトル!」(2013年10月17日発売)です。
−−セールスポイントは?
「戦闘中」で重要な存在“忍”ですね。仲間にして、攻撃の命令をすれば、積極的にライバルの撃破に向かい、防御の命令の時は捨て身で自分を守ってくれる、なんとも頼もしい味方です。番組でおなじみの“忍”“大玉忍”“大盾忍”はもちろん、ゲームオリジナルの女性の忍“くノ一”も登場。そして、サブタイトルにもある伝説の忍とは……? それぞれの忍を、どのように手に入れ、どう命令するかで、戦局が大きく変わり、獲得賞金にも影響があります。ぜひ、戦略をたてながらプレーしてみてください!
−−企画のコンセプトは?
「逃走中」「戦闘中」両方に共通ですが、ポイントは二つです。番組を見て、あのミッションをこう攻略してみたい! 忍を仲間にしてみたい!など、「自分が出演者だったらこうしたい!」をかなえることができるという点。もうひとつは、その上で、現実ではできないこと、オリジナルの要素など、ゲームでしかできないこと、ゲームだからこそできることを取り入れたゲームにするという点を大事に製作しました。
−−ゲームの開発で苦労したことは?
ステージをクリアすると、通常よりも難しいハードモードが遊べるようになります。3段階の難易度があるのですが、もう本当に難しく……。最も難しい難易度でのプレーが激ムズで、さらに後半のステージなんて鬼ムズで、(ゲームのバランス)調整に必要なテストプレーに苦労しましたね。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
テレビ番組「逃走中」「戦闘中」ともに、定期的に特番で放送されますので、「自分だったらこうする」「あのミッションはこう攻略したい」など、熱い気持ちで見ていただき、手に汗握る逃走劇、戦闘劇をゲームで体験してみてください。その時、自分はどういった行動をとるのか、賞金を手にできるのか。ゲームでの体験を経て番組を見たとき、もっと楽しく見ることができると思います。「逃走中」「戦闘中」の番組もゲームも、ともに楽しんでいただければと思います。
バンダイナムコゲームス プロデューサー 伊藤麻矢
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