新人発掘オーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン2013」で4日、栃木県出身の佐藤美希(さとう・みき)さん(20)がグランプリを獲得した。応募総数2万216人の頂点に立ち、女性ファッション誌「non・no(ノンノ)」(集英社)でモデルデビューが決まった佐藤さんは、「目標は(モデルの)佐藤ありささん。誰からも憧れてもらえるように自分なりに頑張りたい」と目標を語り、「『ノンノ』のモデルさんも女優として仕事をなさっている方もいるので、女優業もできたら」と意欲的に語った。
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現在、看護系の専門学校2年生の佐藤さんは、特技は3~13歳まで10年間やっていたというクラシックバレエと、中学時代に部活で励んだ柔道だといい、この日の決勝大会では得意技として“エア内股”を披露する場面もあった。受賞の瞬間について「頭が真っ白で信じられなかった。家族が発表のときに泣いていたので、もらい泣きしてしまった」と振り返った佐藤さんだったが、「もっと泣いてもよかった!」とちゃめっ気たっぷりに話していた。
同オーディションの応募条件が20歳までということから「最後のチャンスだと思って受けました」と振り返った佐藤さん。賞金100万円の使い道については「両親にいろいろしてもらってきたので何か返せれば。マッサージ券や旅行に行けたら」と笑顔で語り、学業との両立については「両親と相談したい」と話した。事務所の“大先輩”となる和田アキ子さんについては、「厳しいと思うので、怖いところもありますけど、お会いしてみたい」と話していた。
この日の決勝大会には、司会としてお笑いコンビ「バナナマン」と、第34回のグランプリの小島瑠璃子さんが登場したほか、昨年グランプリに輝いた優希美青さんも登場。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」にアイドルグループ「GMT47」の小野寺薫子役で出演したことで知られる優希さんは、この1年について「あっという間だった」と語った。昨年のグランプリ発表の瞬間は「覚えている」といい、「すごく自信があって、カメラがずっと私を見てたんです」と堂々と話し、小島さんらを驚かせた。一方で、この日のグランプリ発表時には佐藤さんよりも号泣し、バナナマンから「何でお前のほうが泣いているんだ!」、小島さんから「(話題を)持ってっちゃってるよ!」と突っ込まれ、会場を沸かせていた。(毎日新聞デジタル)