月間トルネ番付:「キルラキル」首位 「ガンダムビルドファイターズ」に注目 10月アニメ編

「キルラキル」のメーンビジュアル(C)TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会
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「キルラキル」のメーンビジュアル(C)TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会

 ソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)の地デジレコーダーキット「トルネ」とネットワークレコーダー「ナスネ」の「トル機能」を使い、東京都内で録画された人気番組のランキングを発表するコーナー「月間トルネ番付」。9月30日~11月2日に放送されたアニメで記録したトル数の最高値を番組別で比較したところ1位は、アニメ「キルラキル」だった。

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 1位の「キルラキル」は、「天元突破グレンラガン」のスタッフが手掛けたことで前評判も高く、昭和時代のマンガを思わせる演出や、視聴者の予想を裏切るストーリーが人気を博している。第1話から約1万1600トルと人気で、その後も数字を伸ばし、第5話で約1万2700トルの最高値を記録。他のアニメがほぼ第1話をピークに徐々に数字を落とす中で存在感を示している。業界関係者の評価も高く「(ライバル社の作品だが)楽しみにしている」という声は少なくない。

 注目は、27位ながら10月スタートの全アニメの中で、唯一4話連続でトル数が増えている「ガンダムビルドファイターズ」だ。第1話は約5300トルと出遅れたが、第4話は6000トルを突破するなど人気が上昇中。派手なバトルシーンはもちろん、「ギャン」など懐かしいモビルスーツが登場したり、初代「機動戦士ガンダム」の人気キャラクター「ランバ・ラル」を思わせるラルさんが活躍するなど、ガンダムファンの心をくすぐる演出も追い風となっている。

 なお、1万トルの大台を超えたのは、首位の「キルラキル」、夏から放送が続く「<物語>シリーズ セカンドシーズン」、京都アニメーション制作の「境界の彼方」、講談社のライトノベルレーベルが原作のアニメ「アウトブレイクカンパニー」、不思議な家族の絆を描いた「京騒戯画」で、7月開始の夏アニメと同じ5タイトルだった。

 ◇アニメ番付(カッコ内は前月順位。新は10月開始の新作)

1位 キルラキル(新)

2位 <物語>シリーズ セカンドシーズン(6)

3位 境界の彼方(新)

4位 アウトブレイクカンパニー(新)

5位 京騒戯画(新)

6位 ガリレイドンナ(新)

7位 インフィニット・ストラトス2(新)

8位 ストライク・ザ・ブラッド(新)

9位 凪のあすから(新)

10位 機巧少女は傷つかない(新)

11位 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。(新)

12位 ゴールデンタイム(新)

13位 弱虫ペダル(新)

14位 世界でいちばん強くなりたい!(新)

15位 夜桜四重奏~ハナノウタ~(新)

16位 革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン(新)

17位 のんのんびより(新)

18位 フリージング ヴァイブレーション(新)

19位 東京レイヴンズ(新)

20位 蒼き鋼のアルペジオ(新)

 ◇「トルネ」&「ナスネ」とは

 トルネは、地上波デジタル放送の視聴ができるチューナーでPS3の内蔵ハードディスクに録画できる人気商品。ナスネは地上波とCS、BSも録画できる上位版ネットワークレコーダー。SCEのサービス「プレイステーションネットワーク」を利用することで、居住する都道府県内のサービス利用者の視聴台数、録画台数を番組別に知ることができる。全国のユニークユーザーの数は平日で約10万人、月で33万人に達する。「トル」は録画数の単位。ナスネは1TBのハードディスクを搭載した新モデルが発売された。

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