鷲宮商工会:アニメ町おこしでグランプリ

鷲宮商工会の主催で開かれた「萌フェスin鷲宮2013」の模様=2013年11月9日撮影
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鷲宮商工会の主催で開かれた「萌フェスin鷲宮2013」の模様=2013年11月9日撮影

 「らき☆すた」などアニメを活用した町おこしで知られる埼玉県久喜市の鷲宮商工会が、地域において優れた事業を展開した商工会か都道府県商工会連合会に全国から唯一与えられる「平成25年度21世紀商工会グランプリ」に選出され、21日に東京都内で行われた「第53回商工会全国大会」で表彰された。

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 鷲宮商工会は、2007年のアニメ「らき☆すた」の放送をきっかけに、舞台のモデルとなった地元を訪れるファンや観光客が増えたことに着目。関連グッズの開発、キャラクターを描いた萌(も)え御輿(みこし)の制作、オタク趣味を条件にした婚活企画やイベント「萌フェスin鷲宮」などを次々と企画・実施し、交流を促すとともに知名度アップに貢献した。

 21世紀商工会グランプリは全国商工会連合会が2012年に創設し、今年で2回目を迎える。受賞は一連の取り組みが鷲宮地区の知名度を大きく向上させ、地元の鷲宮神社の初詣客がアニメ放送前に比べ5.2倍の47万人、地元の祭り参加者も2.4倍の7万3000人に増えるなど、大きな経済波及効果をもたらした点が評価された。

 鷲宮商工会は12月1日に久喜市商工会などとの合併で名前が消滅する予定で「合併間近の最後に素晴らしい賞をいただけて役員、職員一同喜んでいます。商店街や地元の方々、(鷲宮を訪れる)ファンの方々、(『らき☆すた』版元の)角川書店(現KADOKAWA)の方々など支えてくださった皆様に感謝したい」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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