木村文乃:恋愛は“3の次” でも「自分に戻れる場所がほしい」

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 女優の木村文乃さん出演の映画「すべては君に逢えたから」(本木克英監督監督)が、22日から公開される。クリスマス直前の東京駅を舞台に、複数の男女や家族が織りなすラブストーリーで構成された東京版「ラブ・アクチュアリー」だ。その中で、恋人との遠距離恋愛に悩みながらも、恋に仕事に全力投球のデザイナーの卵を演じた木村さん。自身の恋愛については「(優先順位で)3の次くらいですかね」と笑う木村さんに、恋愛観や理想の男性像、そして結婚観について聞いた。(毎日新聞デジタル)

映画は、木村さんをはじめ東出昌大さん、玉木宏さん、本田翼さん、倍賞千恵子さん、時任三郎さん、大塚寧々さん、小林稔侍さん、市川実和子さん、高梨臨さんといった豪華キャスト10人が“主役”を務め、ラブストーリーが六つのエピソードで構成されている。木村さんは東京のドレスメーカーに勤める山口雪奈役を演じ、東出さん演じる仙台支社に転勤になった建設会社社員・津村拓実との遠距離恋愛が描かれる。

 雪奈は、どんなに忙しくても拓実へのモーニングコールを欠かさず、少しでも時間があれば電話をかけたり、メールをしたりとマメな女性。一方、転勤先での仕事に必死な拓実は、連絡も怠りがちで、東京出張の際も会社の先輩と飲み明かし、雪奈と会わずに帰ろうとすることも。そんな拓実の態度に不安を覚えながらもけなげに接する雪奈だが、ある晩まったく携帯電話がつながらなくなり、仙台の拓実の下宿を訪れる。

 遠距離恋愛の経験はないという木村さんだが、雪奈のひたむきな姿を見て、「すごいですよね。恋愛は絶対どっちかだけじゃ成り立たないと思うんですが、2人の思いを両立させようって進んでいく彼女はすごく魅力的」と語る。一方で「私が雪奈の立場だったら『別れよう』って言ってしまうかもしれない」と本音をのぞかせる。

 「私は、恋愛は3の次くらい。あんまり器用じゃないから、いっぺんにいろんなことができないんですよ」と今は仕事優先の木村さん。「仕事で疑似恋愛みたいなこともできるしなって」と笑い、「私は雪奈みたいに頑張る前に、仕事を言い訳にしちゃうから、うらやましいですね」と話す。

 そんな木村さんだが、「結婚願望はありますよ」と笑顔で明かす。「役者という仕事柄、外に出ているときは自分じゃない人間だったりするので、私自身に戻れる場所がほしいなって思う」と語る。好きな男性のタイプについては「まっすぐな人」といい、「私はどちらかというと、“映し鏡”の人間なので、自分もそうなりたいと思える人が一緒にいると、向上していけるのかなと思います」と明かした。

 今作ではブライダルショーに向けて、デザイナーとして準備にいそしむ雪奈だが、実際、木村さんもブライダルの仕事をしていたことがあるという。「事務所に入る前、22歳のころに半年くらい式場でアルバイトをしていました。配膳から始まって、徐々に介添えの仕事もやらせてもらって」と振り返り、当時の経験から「いろんな結婚式を見ていたら、結婚式は規模や形式とかじゃないなと思った。自分の結婚式は、本当に心から呼びたい人を集めて、カジュアルにやりたい」と願望を語る。

 理想の結婚年齢については、「ご縁だと思っているので、そこはあんまり……」と気にならないようだが、「でも女性の場合は、(妊娠・出産には)年齢的に限界もありますよね。そこまでの年月が短いなって正直思います」と現在、仕事優先だがジレンマも口にする。しかし「あんまり年齢は意識してないですね」と再び語り、「たぶん必要なときに必要なタイミングでやってくるものだと思うから」と自然体だった。

 次回は、木村さんが出演した映画「すべては君に逢えたから」の見どころや共演者との撮影の舞台裏などを聞く。

 <プロフィル>

 きむら・ふみの。1987年10月19日生まれ、東京都出身。2006年公開の「アダン」のヒロイン役のオーディションで選ばれて映画デビュー。その後、NHK大河ドラマ「功名が辻」(06年)、NHK連続テレビ小説「だんだん」(08年)、同「梅ちゃん先生」(12年)に出演。主な映画出演作に「パラダイス・キス」(11年)、「ポテチ」(12年)、「今日、恋をはじめます」(同)、「ボクたちの交換日記」(13年)がある。現在、ドラマ「変身インタビュアーの憂鬱」(TBS系)に出演中。待機作として、14年公開の「小さいおうち」「ニシノユキヒコの恋と冒険」がある。

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