売り込め！ご当地キャラ：石川・和倉温泉わくたまくん　住みます芸人ぶんぶんボウルが推薦

　47都道府県に住み、地元に密着した活動をしている吉本興業の「住みます芸人」が、有名・無名を問わず“各地でいい味を出している”ご当地キャラを推薦、その魅力を存分に伝えるコラム「売り込め！ご当地キャラ」。第12回は、石川県に住むお笑い芸人ぶんぶんボウルが、マイカー所有のリッチなご当地キャラ「和倉温泉わくたまくん」の魅力を売り込みます。（毎週日曜更新）

ウナギノボリ

「光る君へ」より昔！　最も古い時代の大河ドラマは？　1976年「風と雲と虹と」のあらすじ

　まいどさーん！石川県住みます芸人・ぶんぶんボウルのまーしととよしげです！　数多くある石川県の温泉地の中でも、穏やかな内海に面した能登半島の温泉郷、和倉温泉。あの日本一の旅館「加賀屋」さんもこの温泉にあります。その和倉温泉を最初に発見したのは、人間ではなくシラサギだったといわれています。そしてそのシラサギが産んだたまごをモチーフにしたのが、何を隠そう今回みなさんにご紹介するご当地キャラクター「和倉温泉わくたまくん」なんです！

　わくたまくんは、まんまる体形に短い手足、頭には手ぬぐい、そして肩？首？からさげたオレンジ色のバッグが特徴です。バッグの中に入っているのはわくたまくんのお友達の温泉たまごたちです。今年10月10日に5歳の誕生日を迎えたわくたまくん。盛大に行われた誕生会には、石川県だけじゃなく県外のファンもお祝いに来てくださり、わくたまくんは5年の節目を迎えたこと、たくさんの方々に愛されていることを実感し、涙が、いや温泉水が目からこぼれ落ちたとか。5歳にしては大人びた、むしろいい年のおっちゃんのような渋い一面を持つわくたまくんですが、もちろん子供っぽいところもあるんですよ。

　去年、東京・銀座でたくさんのキャラクターが数百メートル練り歩くパレードに参加した時、足が短いわくたまくんは「歩くのが大変だよー」と駄々をこねて、和倉温泉観光協会の人にオリジナル台車を作ってもらい、それに乗ってパレードに参加したのです！　キャラクターたちの中で、そんなわがまま参加は唯一わくたまくんだけ（笑い）。その日からその台車は「リムジンカー」と名付けられて、すっかりわくたまくんの愛用マイカーに！　まるでお金持ちのおぼっちゃんです（笑い）。

　さらにバッグの温泉たまごたちも、なかなかのお調子者。出会った人たちの笑顔を見て楽しくなったら、バッグからみんなの元へ遊びに飛び出しちゃうんです！　一度飛び出したら四方八方へコロコロコロ。実は最近ではこの温泉たまごたちを拾った人は、幸運も転がってくると話題になっているんですよ！

　そんな愛らしいわくたまくんと僕たちは、イベントではもちろん、ツイッターでもよくお互いを応援しあう大の仲良し。今回の取材でも、僕たちをビックリさせるボケを連発してくれました。そして仲良くなる日々で、あることに気づきました。ツッコミ担当のとよしげに対しては「とよさん」と“さん”付けする一方、ボケ担当のまーしに対しては「まーし」、いや、呼び捨てー！？（笑い）。　これも仲良いからこそのことでしょう。だ、だよね？　わくたまくん？？　取材の時、わくたまくんがくれたオリジナルラムネ「わくラムネ」を開けたら、まーしのだけ炭酸飛び出たけど、これも仲良いからだよね？　だよね？？

　そんなイタズラも“おもてなし”も大好きな心の優しいわくたまくん。和倉温泉はじめ石川県をPRするために今日もいろんな所へ飛び回っています。わくたまくんに会いたいと思った皆さん、ぜひ和倉温泉に遊びにきてください！　わくたまくんお気に入りの総湯にはわくたまくんの石像が、そしてその近くの緑地広場「湯っ足りパーク」では、穏やかな海を眺めながら足湯を楽しめ、たくさんのわくたまくんに会うことができます。僕らのお気に入りは、「東京ガールズコレクション」にオシャレな服を着て登場した時の格好のわくたまくんです。

　最後にわくたまくんからひと言！　「ワクワク、ランラン、ゆっくり過ごそ！」

　◇ぶんぶんボウルのプロフィル

　まーし（石川県白山市出身）ととよしげ（同）のコンビで2003年にデビュー。石川県住みます芸人として11年5月から活動している。テレビ金沢「となりのテレ金ちゃん」「ぶんぶんセブン」、あさがおテレビの情報番組「ぶんぶんい～じぃナビ」などにレギュラー出演。穴水町まいもん穴水応援隊、白山市手取川ジオパーク「水の旅」案内人、白山市観光特使に任命され県内外で石川県の魅力をPRしている。また、YNN（よしもとネタネットワーク）石川チャンネル（http://www.ynn47.jp/ishikawa/）をユーストリームで生配信中。