濱田ここね:新人女優賞を最年少受賞 あいさつで“女優の風格”

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 映画「おしん」で主演を務めた子役の濱田ここねちゃん(9)が山路ふみ子映画賞で新人女優賞を受賞し、29日、ヤクルトホール(東京都港区)で開催された贈呈式に登場。同賞では史上最年少の受賞となり、おしんの役衣装で登場したここねちゃんは満面の笑みを振りまきながら「賞が取れたのは皆さんのお陰だなあと思う」としっかりとした口調であいさつし、“女優の風格”を見せた。

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 ここねちゃんは共演の上戸彩さんの印象を聞かれると「上戸さんは優しくて。現場で一人だった私の母親代わりをしてくださった。上戸さんにはお世話になって今でもずっと感謝をしています」と述べた。

 一方、映画「さよなら渓谷」で女優賞を受賞した真木よう子さんはあでやかな橙(だいだい)色の着物姿で登場。真木さんは「がむしゃらに主人公に寄り添って、支えられてなんとか乗り越えられた。この賞をいただくのは周りの皆さんのお陰、感謝したい。ご褒美なんだろうなと感じています」と語った。

 同賞は、2004年に亡くなった女優の山路ふみ子さんが日本映画振興のため私財を投じて設立した「山路ふみ子文化財団」が授与しており、今年で37回目を迎えた。「映画賞」は映画「おしん」の冨樫森監督、「功労賞」は俳優の仲代達矢さん、「文化賞」は映画「利休にたずねよ」の田中光敏監督、「福祉賞」は映画「ペコロスの母に会いに行く」の森崎東監督、「財団特別賞」は女優の藤村志保さんと映画歴史研究家の畑三郎さんが受賞した。(毎日新聞デジタル)

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