小田和正:ミスチル桜井と初共作 番組収録でお披露目 拓郎と17年ぶり共演も

音楽特番「クリスマスの約束2013」でオリジナル楽曲を披露した桜井和寿さん(左)と小田和正さん
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音楽特番「クリスマスの約束2013」でオリジナル楽曲を披露した桜井和寿さん(左)と小田和正さん

 シンガー・ソングライターの小田和正さんと4人組ロックバンド「Mr.Children」の桜井和寿さんが初めて楽曲を共作し、このほど行われた小田さんの音楽特番「クリスマスの約束2013」(TBS系)の収録でお披露目されたことが5日、明らかになった。共作した楽曲はバラードで「パノラマの街」と題された。また小田さんと吉田拓郎さんが1996年9月の「阪神・淡路大震災救済支援コンサート」以来17年ぶりのステージ共演を果たし、2人で吉田さんの楽曲「落陽」を披露したことも明らかになった。

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 小田さんと桜井さんは、収録で楽曲制作にまつわるエピソードを披露。準備をせずに楽曲制作をする日を迎える約束だったというが、小田さんは「自分なりに8小節くらいのメロディーを用意してた。桜井君はなんと、詩も曲も全部書いてきた。僕は8小節をしまいました……」と明かし、桜井さんは「そうだったんですか!」とこの日初めて知ったように驚いた。桜井さんは「いくつかの誰かの日常の小さい物語も、世の中には欠かすことのできない物語だというメッセージ」と、完成した新曲について語った。

 また小田さんは、吉田さんを「70年代、カリスマと呼ばれるシンガーがいました」と招き入れ、吉田さんは「お互い長い音楽生活を送っているんだけど、2人で並んでやるのは初めて」とコメント。小田さんからの出演依頼に「一も二もなく『やる』と言った」と話す一方で、「リハーサルが長くて、待ち時間が長いのなんの。『寝込んじゃうよ、俺は』というくらい丁寧。またひとつ小田和正のすごいところを見た」と冗談交じりに感心した様子を見せた。小田さんは「吉田拓郎は、日本の音楽史に生きてきた人物だと思う。すてきな吉田拓郎として生きてほしい」と称賛し、最後は2人で固い握手と抱擁を交わした。

 収録は舞浜アンフィシアター(千葉県浦安市)で行われ、約4時間に及んだ。観客は応募総数8万通を超える約16万人の中から2000人が選ばれた。小田さんは、ゲストアーティストを終始、笑顔で迎え入れ、トークと音楽で観客を魅了。「随所で感動してしまいました。とてもすてきな時間を過ごさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。来年がみんなにとってすてきな年になるよう祈ってます」とコメントしている。

 「クリスマスの約束」は2001年から、毎年末に放送されている音楽特番。桜井さんは2003年の同番組出演以来、10年ぶりの出演で、ほかに「スターダストレビュー」の根本要さん、「スキマスイッチ」、「いきものがかり」の水野良樹さん、JUJUさん、松たか子さんが出演。25日午後11時19分~深夜1時19分にTBS系で放送される。(毎日新聞デジタル)

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