吉永小百合:2作連続母役に「お母さん冥利に尽きる」 次作は松ケンの母希望

劇場版アニメ「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ−終わりなき旅−」完成披露会見に登場した吉永小百合さん(右)、松山ケンイチさん
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劇場版アニメ「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ−終わりなき旅−」完成披露会見に登場した吉永小百合さん(右)、松山ケンイチさん

 女優の吉永小百合さんが10日、東京都内で行われた劇場版アニメ「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ−終わりなき旅−」の完成披露会見に、同じく声優を務めた吉岡秀隆さん、松山ケンイチさんらと出席。手塚治虫の名作「ブッダ」を劇場版アニメ化する全3部作の第2弾で、前作では堺雅人さん演じるチャプラの母役を、今作では吉岡さん演じるシッダールタの母役を演じた吉永さんは「俳優としてお母さん冥利に尽きる」と出演を喜び、「もしブッダ3もやらせてもらえるなら、松山さんのお母さんをやりたい」と早くも次作の役をリクエストしていた。

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 吉永さんからの“提案”に松山さんも「僕も吉永さんがお母さんになってくれることを切に願っています」と返答。吉永さんは「素晴らしいキャストの皆様で、実写(映画)ではなかなかこのような方々とご一緒する機会はないんですけど、手塚治虫さんが天から私たちに声を掛けてくれたのでは」としみじみ語っていた。

 同作は、のちにブッダとなるシャカ国の王子・シッダールタが王子の地位を捨て真実を求めるため冒険の旅に出る……という物語。シッダールタ役を吉岡さん、シッダールタの母・マーヤー天役を吉永さん、シッダールタの父でシャカ国の王・スッドーダナ王役を能楽師の観世清和さん、コーサラ国への復讐(ふくしゅう)に燃える盗賊・タッタ役を松山ケンイチさんが演じるほか、大和田伸也さん、真木よう子さん、水樹奈々さんらも声優を務める。

 会見には大和田さん、観世さん、小村敏明監督らも出席。吉岡さんと一緒にアフレコを行ったという吉永さんは「すてきなひとときを過ごすことができました」と当時を振り返り、吉岡さんの印象について「可愛い息子です」と笑顔で回答。一方吉永さんについて、吉岡さんは「“スクリーンの中”で生きている方と思っていて、実際お会いしたときは『本当にいらっしゃるんだ』って(笑い)」と当時の心境を冗談めかして語り、「悟りを開いた人の声を聞いたことがなかったので、どうしようかと思っていたんですが、吉永さんが常に隣にいてくださったので、なんとかできたと思います」と感謝の言葉を送った。映画は2月8日公開予定。

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