元モーニング娘。の安倍なつみさんが15日、東京都内で行われた舞台「Paco~パコと魔法の絵本~from『ガマ王子vsザリガニ魔人』」の製作発表に、主人公の少女・パコ役を務める人気子役の谷花音ちゃんらとともに登場。花音ちゃんから「べーちゃん(安倍さん)は、いつもおでんを買ってきてくれて、話しかけてくれるからすごく優しくて……」とけいこ場の様子を明かされた安倍さんは「そうなんです。ばらされちゃった。べーちゃんのにおいはおでんのにおいか……」と大笑いだった。
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舞台は、2004年に「MIDSUMMER CAROL~ガマ王子vsザリガニ魔人~」として初演、08年には「パコと魔法の絵本」(中島哲也監督)として映画化され、大ヒットを記録した作品。後藤ひろひとさん作、G2さん演出の最高傑作ともいわれる笑いあり涙ありのヒューマンファンタジーで、3度目の上演となる今回はタイトルも改め、キャストも一新。パコ役は舞台初挑戦の花音ちゃんと、「東京パフォーマンスドール」の“妹分”「TPD DASH!!」のキッド咲麗花(さりか)さん(12)のダブルキャストで、安倍さんは舞台となる病院のきっぷのいい看護師役を務める。
製作発表にはパコとの出会いで心を開いていく偏屈なジジイ・大貫役の西岡徳馬さんも登場。花音ちゃんは「舞台は初めてで緊張してるんですけど、自分らしい箱を演じられるように頑張ります」、キッド咲麗花さんも「すごく緊張してるんですが、このお話が前から大好きなので、お客さんに笑いと感動が伝わるように精いっぱい演じたい」と堂々とあいさつ。西岡さんは「この2人の女優さんに負けないように頑張りたい。子役とは思ってません」と太鼓判を押し、アドバイスを求められた安倍さんも「こっちが学ぶことだらけ。何にも心配ない」と両子役に期待していた。
また、花音ちゃんから「最初はすごく怖い人の見た目で……。でも、しゃべってみたらすごく面白くて、話しかけてくれて優しい人なんだなと思いました」、キッド咲麗花さんからも「最初はちょっと怖いと思ったときもあったんですけど、話すとすごく優しい」と明かされた西岡さんは「頑張ります」と苦笑いながらも目を細めていた。
製作発表には医師役の吉田栄作さん、松下優也さん、マギーさんらも出席。舞台は「日比谷 シアタークリエ」(東京都千代田区)で2月7日から同25日まで上演予定。その後、3月から全国で順次公演を行う予定。