永遠の0:原作本が「ONE PIECE」超えの376万部で歴代首位に

百田尚樹さんの小説「永遠の0」の書影
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百田尚樹さんの小説「永遠の0」の書影

 22日に発表されたオリコン週間本ランキング(27日付)によると、実写映画が公開中の百田尚樹さんの小説「永遠の0」(講談社)の売り上げが累計で376万5000部に達し、2011年2月発売の尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE」61巻(集英社)が記録した371万8000部を抜いて、総合、文庫、コミックの全部門を通じ歴代1位の記録となった。

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 「永遠の0」は、09年7月に発売された百田さんのベストセラー小説。昨年12月21日に人気グループ「V6」の岡田准一さん主演で実写映画が公開され、売り上げが加速した。同ランキングの昨年12月23日付から先週の23日付まで、4週連続で週間売り上げ10万部超えを記録し、今週も10万部を売り上げて5週連続の首位を獲得した。

 物語は、太平洋戦争が題材ながら、現代の若者が祖父の足跡をたどるミステリー仕立て。“海軍一の臆病者”といわれた零戦パイロットの宮部久蔵の孫・佐伯健太郎は、特攻で死んだ祖父を調べるため、かつての戦友たちを訪ね歩く……というストーリー。

 オリコン週間本ランキングは、全国の書店やウェブ通販の週間売り上げをもとに、全国推定売上部数を算出したもので、08年4月にスタート。BOOK(総合)、コミック、文庫など、ジャンル別、形態別で構成されている。

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